なぜかいつもみたいに体が動かない。
そんな変化に不安を覚えます。
そして、飼い主に「ぼく、どうしちゃったのかな?最近、ちょっと変なんだ」と甘えてきます。
どうぞそんな時は優しく撫で、いっぱい話しかけてあげましょう。
大丈夫大丈夫という言葉で、犬は雰囲気を感じ取り、きっと安心してくれるはずです。
また、老化に伴う甘えの場合、長生きして一緒に生きてくれた友を労う意味で、甘えたくて寄ってきた時は、甘えたいだけ甘えさせてあげましょう。
それと同時に、ぜひスキンシップを大事にしてください。
全身をマッサージしながら撫でてあげることで、今までなかったしこりや皮膚の変化に気づくことにもつながります。
老化に伴う甘え。こんな症状があったら要注意
ご紹介したように、単純に老化による体の変化に伴って、犬が不安を覚えて甘えてくる分には、いくらでも私たち飼い主が甘えさせてあげることで、解決するでしょう。
ただ、甘える行動以外にご紹介するような症状がある場合は、痴呆やその他の病気の可能性もあるので注意しましょう。
- 昼夜が逆転傾向で、夜ウロウロ鳴きながら歩き回る
- ぼーっとしていることが急に増えた
- 突然吠え出す
- 同じところを行ったり来たりする
- 異常な食欲
- おしっこやウンチの粗相
これらの症状があった場合、健康上の問題が疑われますので、獣医さんに相談してみましょう。
甘えてきたとき飼い主さんは?
犬は飼い主が大好きなので、かまってもらいたくて甘えるのは当然です。
犬とのコミュニケーションや信頼関係を作るためにも出来るだけたくさん甘えさせてあげましょう。
でも、甘えさせ過ぎは禁物です。
甘えが過剰にならないように、甘えのオン・オフはしっかりつけましょう。
飼い主の姿が見えなくなるといつまでも吠えたり鳴き続けたりするのは問題です。
甘えさせるイコール、犬が要求する時、気が済むまでベッタリ一緒にいることではありません。
それをしてしまうと、犬はもちろん常に飼い主といたがります。
常に一緒一緒となってしまうと、いざ、留守番をしてもらう時や忙しくて構ってあげられない時など、犬にはそういう人間の都合は通用せず、ただただ「なぜ?」とストレスを抱えるようになり、最終的には分離不安などの精神的な問題を抱えてしまうことになります。
甘えが叶わないと、ウロウロと歩き回ったり、手足をしつこく舐めたりする問題行動が現れたときは、飼い主自身で対処方法がわからないのであれば放置せず、専門のトレーナーやかかりつけの獣医師に相談しましょう。
犬が唸りながら甘えてくる!?
犬が唸るというと、「ウー」という怒りのイメージがわきますよね。
でも犬が唸るのは怒っている、ご機嫌斜めの時だけではないのです。
怒り以外の唸りでは、
- テンションMAXで楽しいとき
- 遊びに夢中になっているとき
- 大好きな人に撫でてもらい嬉しくて
- 甘えたくて
などがあります。
そのため、撫でてあげている時「ウー」と唸る声は決して威嚇でも何でもなく嬉しい唸りなのです。
また念の為補足しますと、嬉しくて唸る「ウー」は小さい声のうーになります。
ただし、例えば知らない人に撫でられて、普通に聞こえる「ウー」という唸り声は触られたくなくて威嚇している場合もあるので注意してください。
何より、嬉しくて唸っている場合、顔を見れば簡単にわかります。
力が抜け完全にリラックス状態で、嬉しそうに目を細めています。
犬が甘えて噛む!?
犬は甘えたい表現を軽く噛むことで表現することがあります。
これは本気で噛むことと違い、軽く歯が当たる程度で全く痛くはありません。
特にこの行動は子犬に多くみられます。
これは甘噛みを許すと本噛みをするようになると言われることと似ています。
度合いにもよりますが、やはり甘えの方法が「噛む」ということも良くはありません。
甘えてきた犬に対して叱る必要はありません。
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