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他にも、他の犬や人間の前で敵わないことを認めて降参の気持ちを伝えようとする時にもお腹を見せたり、飼い主さんから叱られた時に反省や服従の意志を示すためにお腹を見せることもあります。「叱らないで」「もう許して」という意図を伝えるために仰向けになっている可能性が高いでしょう。
プレイバウ
前かがみで腰と尻尾を上げた姿勢は「プレイバウ」と呼ばれ、相手を遊びに誘っている行動です。
遊びが大好きなポメラニアンにもよく見られますよね。
仲の良い他の犬や飼い主さんに対してもプレイバウで遊びに誘うこともあるでしょう。
飛び跳ねる
ポメラニアンによくみられる飼い主さんが帰ってきたときや散歩に行く前など、ピョンピョンと高く飛び跳ねる行動は、「喜び」や「興奮」を表現している時に見られます。
また、「おやつちょうだい」などとなにかを「要求」する時にもみられることがあります。
可愛らしい行動ではありますが、足腰に負担がかかる行動でもあります。
特にポメラニアンは骨折や関節トラブルを起こしやすいので、わざと多く飛び跳ねさせたりしないようにして、「オスワリ」の指示などでクールダウンさせてあげましょう。
顔を舐めてくる
犬が飼い主さんを舐める場合、舐める部位や状況によって意味が異なると言われています。
顔や口元を舐めてくるときは、基本的には甘えたい時などに見せる「愛情表現」や「信頼感」からです。
単に飼い主さんの口元に食べたものの良い匂いが残っているから舐めていることもあります。
ただし、犬はストレスや不安を感じているときにも飼い主さんの顔を舐めて落ち着こうとする場合があります。
また、叱られている時に舐めてくるときは、「落ち着いて」となだめている可能性もあります。
噛んだ後に舐める
飼い主さんの手を噛んだ後に舐めてくることはないですか?
相手の手や足を噛んだ後にまるで“ごめんね…”と言っているかのように噛んだ部分を舐めることがありますが、その動作は申し訳なさや反省からしているのではありません。
その時のポメラニアンの気持ちは『次逆らったら、もっとひどい目にあわせるからな!』です。
こういった行動が見られる場合、飼い主とポメラニアンとの主従関係がうまく確立できていない可能性がありますので、いまいちど主従関係の築きを見直しましょう。
体全体と状況を合わせて感情を読み解こう
ご紹介したように、同じ仕草や行動であっても全く感情の意味が異なる仕草もあります。
例えば、同じ「尻尾を振る」でも好意的な感情と少し警戒している時に見られることもあるのです。
このように、ポメラニアンが今感じている気持ちを読み解くためには、その時の状況や体全体の変化から読み解く必要があります。
意識して見てみないとなかなか難しいものもあるかもしれません。
それでも愛犬のいつもの行動の意味が理解できるようになると、適切な接し方が行えるようになり愛犬との関係性ももっと良い方向へ変わってくることでしょう。
この記事のまとめ
- ボディーランゲージは耳・口・鼻・目・毛・尻尾・姿勢など全身で表す「感情表現」
- カーミングシグナルは、自分や相手の気持ちを落ち着かせるための「仕草」のこと
- 同じ仕草・行動でも違う感情を持つことがある。
- その時の状況や体全体の変化を見て感情を読み解こう
今何を思ってる?ポメラニアンのしぐさから気持ちを読み取ろう! さいごに
ポメラニアンのしぐさにはそれぞれの意味があり、しぐさによって感情を表現していたという事が分かりました。
言葉が話せない分、身体全てを使って懸命に気持ちを教えてくれていたのだと思うと、愛しさもより一層増しますよね。
飼い主がポメラニアンのしぐさから発しているサインを理解して気持ちに寄り添ってあげることによって、信頼関係が素敵に深まることでしょう。
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