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家族以外の人や他の犬との接し方を学ぶ機会となったり、新しい状況に置かれても落ち着いが行動ができるよう、散歩で経験をさせてあげることが大切となってきます。
理由③ ストレス解消
1日のほとんどを室内で過ごすことが多いと、同じ環境にいることで刺激が少なくストレスがたまりがちです。
アメリカンコッカースパニエルは愛玩犬とは言っても狩猟犬を祖先に持つ犬種のため、走りたい、何か追いかけたい、匂いをかぎたいといった本能的な欲求も強い犬種です。
散歩で外に出ることで気分転換をするとともに、運動と外の世界の刺激によって犬のストレスを解消してあげましょう。
脳の活性化にも効果的です。
アメリカンコッカースパニエルに最適なお散歩
アメリカンコッカースパニエルのお散歩
アメリカンコッカースパニエルは、小さめな中型犬ではありますが、元狩猟犬ということもあり多くの運動量を必要とします。
目安として、成犬で1日朝晩2回それぞれ30分程度の散歩が理想的とされています。
もちろん個体差もあるため、愛犬の様子を伺いながら調整してあげる必要もあるでしょう。
ただ、子犬のお散歩デビューの時は、まだ運動量に重点を置くのではなく、外で歩くことに慣れさせる程度にして、成長に合わせて徐々に時間を増やしていきましょう。
遊びの時間も取り入れてあげよう
遊びが大好きなアメリカンコッカースパニエルですので、日々のお散歩に加えて室内でのボール遊びなどの遊びの時間を作ってあげたり、休日にはドッグランなどに連れて行ってあげると喜んでくれるでしょう。
アメリカンコッカースパニエルは運動が好きなだけでなく体力もある犬種ですので、ドッグスポーツにも向いている犬種です。
一緒にドッグスポーツに挑戦してみるのも良いかもしれませんね。
お散歩デビューのタイミングと最適な運動量とは?
ワクチンプログラム中は外の環境に慣れさせよう
犬の社会化期は、犬の性格や精神面、ストレス耐性などに大きく影響する期間です。
家族以外の人や他の犬、他の動物から、外の音やにおい、環境、あらゆるものに慣れるのに適した時期のことで、生後1ヶ月~3ヶ月頃(3週齢~12週齢)に当たります。
そのため、この期間にはできるだけ新しい体験・経験を積ませてあげることが望まれます。
それでも、生後1か月半~3か月頃の子犬は、初乳からの免疫が徐々に減っていくため、様々な感染症にかかるリスクが出てくる期間でもあります。
これを予防するために子犬のワクチンプログラムがあるのですが、計3回に及ぶワクチンプログラムが終了するまでは感染症予防のため本格的なお散歩は待った方が良いでしょう。
ただ、先でも述べたように犬の社会化期には様々な経験をさせてあげたい期間でもあります。
そこで、抱っこやキャリーバッグ、ペットカートなどを利用して外に連れ出して外の世界に少しずつ慣らしてあげましょう。
他の犬とコミュニケーションを取ったり自分で歩いたりという経験はできませんが、外の世界に出て、外の環境を感じ、見たり聞いたり、他の犬の存在を感じることも立派な社会化訓練です。
そうして社会化をしっかりしてあげることは、吠えや攻撃行動などの困った行動の予防や愛犬自身が不要なストレスを受けず健康面でも良い方に繋がっていくでしょう。
お散歩デビュー前に室内でお散歩練習
首輪やハーネス、リードはお散歩に必要なものですが、犬によっては嫌がってしまう子も少なくありません。いざお散歩デビューとなった時にうまく歩いてくれないことも。
そうならないためにも、お散歩デビューの前から装着し慣れさせる、室内で装着した状態で歩く、リードを引かれて歩けるよう段階を踏んで練習を行っておきましょう。
本格的なお散歩デビューはワクチンプログラム終了後
ワクチンプログラムが終了したら本格的なお散歩デビューです。
最初のうちは家の前を歩かせる程度の短い時間、距離で構いません。
できるだけ交通量や騒音が多くない静かな場所や時間帯を選んで、少しずつ慣らしていきましょう。
愛犬の様子を伺いながら、慣れてきたら徐々に時間や距離を増やしていくようにすると良いでしょう。
お散歩のマナーとしつけについて
最低限のマナー
お散歩をする時は、最低限のマナーを守らなければなりません。
排泄物は持ち帰る、リードをつけて短く持つ、私有地に入らないなどです。
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