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怒るときは、力一杯。
落ち込むときは、とことん凹む。
そんなまっすぐなポメラニアンのオスは、一緒にいて飽きることがなく、ポメラニアンの年齢を忘れてしまうくらい、いつまで経っても子犬のようなかわいらしさがあります。
◆常に一緒にいたいならオスのポメラニアン
オスのポメラニアンは、甘えん坊になりやすいです。
ポメラニアン自身、依存心は強くなく独立心を持っているので、一人遊びも上手なのですが、どんなに一人で遊んでいても、我に返り、飼い主さんを目で追いかけます。
そして、甘え上手なのもポメラニアンのオスには多く、かわいく抱っこの催促をしてきます。
せっかく飼うなら、できるだけポメラニアンと触れていたいと考えるのであれば、ポメラニアンのオスはピッタリです。
ポメラニアンのオスを飼う「デメリット」
◆しつけを間違うとガウガウ犬に
ポメラニアンのオスは、メスよりも縄張り意識が強く、時に攻撃的になります。
それをうまくコントロールできればいいのですが、どうもしつけがうまくいかなかった場合、そんなポメラニアンのオス特有の気の強さが際立ってしまい、気に食わないと吠え、知らない人や犬が近づくと吠え…とガウガウ犬になってしまうことがあります。
一度吠え・噛み癖がつくと直すのに相当苦労します。
◆室内でのマーキングなどに注意
早い時期に去勢手術をすると、マーキングやオシッコをするときの足上げなどはほとんどの場合、することがありません。
ただし、一度マーキングや足上げのオシッコをするようになってからの去勢手術をした場合は、直らない可能性が高くなります。
そのため、遅くに去勢手術をした、もしくは、去勢手術をしないという場合には、室内でのトイレトレーニングを徹底する必要があります。
また、去勢手術をしないことで、発情期にいるメス犬に過敏に反応することがあります。
ポメラニアンのメスを飼う「メリット」
◆大人しくしつけやすいのはメス
もともとポメラニアンの性質上、吠えやすいです。
吠えやすさはありますが、ポメラニアンのメスの方が、オスほど活発に行動するということはなく、特に成犬以降は落ち着き始め、ゆったりと飼い主さんの話を聞くこともできます。
空気を読めるくらい、感受性が豊かで優しいのがポメラニアンのメスになります。
場に合わせて、騒がず静かにしていてくれるのも、比較的ポメラニアンのメスの方になります。
◆多頭飼いをしたいならメスがベター
縄張り意識がオスのように強くはなく、割と他の犬とも仲良くできます。
そのため多頭飼いをしたいと考えている人には、メスのポメラニアンをおすすめします。
また、メスのポメラニアンの場合、成犬以降に新しく子犬を迎えた場合、母性本能がありますので、うまく子犬の面倒を見てくれることがあるので、そういった面からも、メスのポメラニアンの方が助かりますね。
ポメラニアンのメスを飼う「デメリット」
◆ポメラニアンのメスにはヒート期があります
避妊手術を考えている場合は、特に問題になることはありませんが、将来的に子犬を望んでいる場合など、様々な理由で全ての犬が避妊手術を受けるわけではありません。
避妊手術を受けない場合、小型犬であるポメラニアンのメスは年に2回ヒート(生理)がきます。
その間個体差はありますが、10日前後出血しますので、サニタリーパンツを履かせるようにします。
ヒート期のポメラニアンは、ホルモンのバランスで気が立つことがあります。
そして問題は散歩の時など、オス犬の存在に気を配らなければなりません。
また、ヒート期にはドッグランは禁止です。
これらのヒート期をデメリットとみるかどうかは、飼い主さん次第ではありますが、オス犬にはないケアが必要にはなります。
犬の性格も飼い主に似る!?
犬種の遺伝的な性格、オスとメスでの性格の傾向はありますが、環境の影響で左右されることは大きいです。
飼い主の育て方や接し方の違いで、性格も変わってきます。
明るい飼い主さんの元で育った子であれば、たくさん笑顔を向けられたポメラニアンも楽しく明るい子に育っていくはずです。
怒りっぽい飼い主さんに育てられたポメラニアンは、攻撃的な面が強く出る子になるでしょう。
人の子どもが親に似てくる事と同じですね。
では具体的にはどうポメラニアンの性格が決まり、どうして飼い主に似てくるのかポイントをご紹介します。
ポメラニアンの性格は、
- 犬種別の性質
- 子犬の頃の環境
- もともと持っていた素質
- 飼い主との生活からの経験
で決まっていきます。
要するに、先天的な性格と、飼い主との生活の中での経験から作られた性格、2つがうまく融合して、他の犬とは違う、あなただけのポメラニアンになるわけです。
特にポメラニアンは人の気持ちに敏感な犬種になります。
毎日飼い主を見つめ続け、一緒に行動することで、ふとした仕草やリアクションまで似てくることがあります。
逆に、人間がポメラニアンと生活をすることで、普段あまり運動することがなかった人が、ポメラニアンに触発され、進んで散歩やドッグランなどに行くようになり、結果、犬とともにアクティブな性格に変わったという話があります。
これは、人がポメラニアンに歩み寄り性格が似てくるというケースになりますね。
ご自身のポメラニアンと性格が似ているというのは、その分、お互いがとても近い存在であり、わかり合っているという最高の関係ではないでしょうか。
この記事のまとめ
- 体重1.5〜3.5kgの小型犬
- 見た目:たぬき顔ときつね顔があり
- 性格:好奇心旺盛、活発で天真爛漫、愛情深く甘えん坊。ただし独立心もあり
- しつけのポイント:ちゅう精神が強いためしつけはしやすい
- お手入れ:抜け毛が多いのでブラッシングは必須。歯磨きは子犬の頃から慣らす
- オスの性格:いくつになっても子犬のよう。甘えん坊。やんちゃ
- メスの性格:成犬になるにつれ落ち着きだす。優しくしつけしやすい
- オスを飼うメリット:一緒にいて飽きない
- オスを飼うデメリット:しつけ次第で凶暴犬になる可能性あり
- メスを飼うメリット:おとなしくてしつけしやすい。多頭飼いしやすい
- メスを飼うデメリット:ヒートがあるので、特別なケアが必要
- 犬の性格は先天性の性格と育った環境、飼い主との経験で決まる
ポメラニアン性格は? さいごに
いかがでしたでしょうか。
一般的にメスの方が飼いやすいと言われているのには、しつけのしやすさが影響しているようです。
それでもオスの甘えん坊な面も魅力的ですよね。
ポメラニアンの子犬を良い子に育てるためには、ポメラニアンの元からの資質と性別からの傾向を踏まえて正しく接してあげることが、良い子への近道となるでしょう。
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