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そうなると脱水や尿毒症、便秘の原因にもなりますし、腎臓機能が低下している老犬にとって水分補給は重要となります。
水を飲む量が減ってきたようであれば、フードに水を入れるなどして食事と一緒に水分が取れるようにしてあげましょう。
便秘の場合には、適度に食物繊維を摂取させましょう。
食事の回数は?
子犬の頃は、消化器官が未熟のため1日3回程の食事回数にしていたかと思います。
成犬になると消化器官も成長したので1日2回の食事回数にしていたと思いますが、高齢犬になると消化機能が弱まってきます。
そのため、犬の体調や状態によって再び食事回数を1日3~5回に増やしてあげましょう。
この時に、1日に与える量を守って分割してあげるようにしないと肥満の原因になるので注意が必要です。
また、歯が抜けたりあごの力が弱まっているようであれば、ぬるま湯でふやかして食べやすくしてあげましょう。
高齢犬になると栄養バランスが重要
高齢犬は、基礎代謝が低下するため太りやすい体質になります。
その為、脂質を減らして犬の健康を作る、良質な動物性タンパク質を多く与えてあげましょう。
また老化防止のビタミンや、関節・筋肉に効果のあるグルコサミンなど、愛犬の体調や状況に合わせた栄養バランスを考えて与えてあげることで、愛犬の健康をサポートしてあげましょう。
高齢犬用のフードに切り替えはどうやってする?
成犬用と高齢犬用のフードには違いがあります。
大きな違いは、
- 高齢犬用のフードは低カロリー・低脂肪
- 高齢犬に必要な栄養素が配合されている
- (場合により)フードの粒が小さかったり、半生タイプ
などがあります。
高齢期に入ったのに、成犬用のフードをあげ続けてしまうとカロリー過多となってしまい、太ってしまうことがあります。
逆にいうと、まだ高齢とはいえない元気なポメラニアンに、高齢犬用のフードをあげてしまうと、栄養不足になってしまうので注意が必要です。
高齢犬用のフードに切り替えをするときは、いきなり切り替えるのではなく、今まであげていた成犬用のフードに少しずつ混ぜながらあげ、割合を少しずつ高齢犬用のフードを増やしていき、2~3週間かけて切り替えをしていきましょう。
高齢犬用のフードの選び方
一言に高齢犬用のフードといっても、種類は成犬用同様かなりの種類があり、どれを選んでいいか悩んでしまいます。
選ぶポイントをご紹介いたしますので、ぜひ参考になさってください。
良質な食材で作ったフードを選ぶ
高齢期に入っても引き続き、高品質なフードは必要になります。
健康をキープする基本は、食べるもので決まります。
フードの原材料は、多く含まれているもの順に記載されていますので、最初にタンパク質(肉や魚)の記載があるものを選び、できればヒューマングレードのものを選ぶことをおすすめします。
また、人工添加物や保存料、酸化防止剤などが含まれているものは避け、自然由来のものを選びましょう。
そして、犬は穀物を消化するのが苦手なので、穀物類が多いものは避けたほうがいいかもしれません。
愛犬の健康状態、好みに合わせる
ご自身のポメラニアンの健康状態に合わせたフード選びが大切です。
例えば、
- アレルギー持ちであれば、アレルゲンを避けたフード
- 関節に不安がある場合、関節ケアのフード
などのこだわりフードを選んであげたり、高齢になり、硬いフードを食べにくそうにしているのであれば、セミモイストタイプのフードに切り替えたり、小さな粒のフードに変えてみましょう。
また、持病がある場合などは、獣医さんに相談した上で高齢犬用の療法食などを選ぶのもいいでしょう。
健康サポートできるフードを選ぶ
検診などを受け、特別持病がないという健康なポメラニアンも、高齢になるとともに健康キープするために、高齢犬に必要な栄養素が含有されたフードを選ぶようにしましょう。
特に、カルシウムやグルコサミン、コンドロイチンは骨・関節、筋肉の健康維持に効果があるといわれていますので、そういった栄養素が配合されたものなどをおすすめします。
高齢犬の愛犬がご飯を食べない!どうしたらいい?
どんなに食べるのが大好きだったポメラニアンも、年とともに食が細くなったり、選り好みをして食べ方にムラが出てくることがあります。
原因はいくつか考えられるのですが、多くあるのが
- 食べ物の好みが変わる(嗅覚が弱り匂いをあまり感じなくなった)
- 消化器系の動きが低下し色が細くなった
- 筋力が弱ってきて、ドライフードが食べにくい
などがあります。
それでも、ご飯を食べてもらわないと困ります。
2つの対策をご紹介いたしますので、参考になさってください。
ドライフードをふやかす
ドライフードはふやかすことで、匂いが増します。
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