Contents
飼い主から目線を外すというのは、興味がないということではなく、あなたに敬意を表し、「私は敵ではありませんよ」という合図でもあります。
ただし、そういう意味以外にどうしても目を合わせられない原因があることもあります。
例えば、
- トイプードルがあなたの知らないところでイタズラをしたとき
- シャワーや爪切りなど、嫌いなことが待っているのを知って、わざと知らんぷり
などでは、わざと目線を外すことがあります。
そんな時って、どこか顔がしらじらしくなり、わかりやすいくらいぎこちなくなりますよね。
知らないトイプードルがしっぽフリフリ。私って好かれてる?
トイプードルは大変フレンドリーな犬種です。
初めましてで出会ったトイプードルでも、人懐こく寄ってきてくれることも多いでしょう。
でも全てのトイプードルがそうとは限りません。
初めて会ったトイプードルがしっぽを振ってきた時、ぬか喜びは禁物です。
トイプードルの顔をよーく見てください。
嬉しそうな顔をして寄ってきた場合は好感触ですが、顔はどうも真顔なのに、どうもしっぽフリフリな場合、完全にそれは警戒心の表れになります。
「お前は誰だ。あんまり容易に近づかないでよ。噛んじゃうぞ」という感情がこもっています。
噛まれた後にペロペロ舐めてくれるのは「ごめんね」の仕草!?
トイプードルと遊んでいるときについ、興奮が度を越して思わずカプッと噛まれたときや、本当にやんちゃなトイプードルが、飼い主さんに対して反抗心でガブっと噛んだ場合など、トイプードルが人を噛むということはゼロではありません。
そして噛んだ後、ペロペロ舐めてくることがあります。
「痛かった?ごめんね」と言っているのでしょうか。
答えは残念ながらノーです。
正解は「ほら痛かっただろ。だから僕に逆らっちゃダメなんだ」
「仕方ない。仲良くしてあげるから元気出せ」
なんていう意味になります。
トイプードルがお尻をつけてくるのは信頼の証
リビングでくつろいでいると、愛犬のトイプードルが現れて、自分にお尻をくっつけて座ってくることがあります。
それもピッタリと密着して座ってきます。
かわいい顔を見たいところなのに、お尻かよ〜なんて思わないでください。
犬にとって背中は、まさに最大の弱点なのです。
そんな弱点である背中をあなたに向けるというのは、100%心からあなたを信頼しているという証になります。
まして、お尻をピッタリくっつけてくるなんて、一緒にいることでトイプードル自身が完璧に落ち着けるからということなのです。
そっとお尻をつけてくれるなんて、飼い主冥利に尽きますね。
トイプードルが濡れてもないのにブルブル身震い。寒いの?
犬はよく、水遊びの後、シャワーの後など、体が濡れた時にブルブルブルっと体を震わせて、体の水を飛ばそうとします。
でも全く濡れているわけでもないときに、ブルブルっと身震いするときがあります。
決して寒いわけではありません。
濡れていないのに身震いするには、3つ意味があります。
1.興奮した後に、自分を落ち着かせるためにブルブル
どんなに度胸があるトイプードルでも、緊張したり興奮したりすることが多々あります。
散々興奮して、はーはーとパンティングした後、ブルブルブルッとすることがあります。
それは、ブルブルすることで、自分の気持ちを落ち着かせようとしているのです。
また新しい場所に行ったときなども、散々クンクン匂いを嗅ぎまくって、ブルブルすることがあります。
これも、その環境に自分を慣れさせ、落ち着かせるための行動になります。
2.「嫌だからやめて」と飼い主さんへの意思表示
いろんな意味でのトイプードルの拒否の意思表示になります。
- あまりに触れすぎて、疲れて不快になってブルブル
- 家族が大声でケンカを始め、怖くて不安になってやめて欲しくてブルブル
- 散歩の途中、「そっちには行きたくないよ」のブルブル
トイプードルがブルブル身震いするときは、どうぞその「やめて」というメッセージを確実にキャッチしてあげてください。
3.具合が悪くてブルブル
最後のブルブルは、体調不良を訴えるブルブルになります。
トイプードルは、ケガや病気で体調が悪いとき、ブルブル身震いすることがあります。
ブルブル身震いする以外に、
- 元気がない
- 吐き気がある様子
- 食欲がない
などという場合、病院へ行くようにしましょう。
また、身震いだと思っていたけど、本当はてんかん発作だったりするケースがあります。
原因が思い当たらず身震いをするというときは、ぜひ、獣医さんへ相談するようにおすすめします。
この記事のまとめ
- 体重:3.2〜4.5kgの小型犬、シングルコートで巻き毛
- 毛色:「レッド」「アプリコット」「ブラック」「シルバー」「ホワイト」「クリーム」「ブラウン」「ブルー」など
- 性格:明るく賢い。人が大好きで優しい。無駄吠えしにくい
- トイプードル「喜」「楽」の仕草:しっぽブンブン、足踏みステップ、甲高いワンワン!
- トイプードル「怒」の仕草:犬歯を見せて怒りを表現。呼ばれても完璧シカトを決め込む
- トイプードル「哀」の仕草:しっぽから覇気が消え、心ここに在らずでふて寝
- トイプードルはしっぽの振り方で喜怒哀楽を表現
トイプードルの仕草で見るトイプードルの気持ちのさいごに
トイプードルが体いっぱいで表現してくれる感情を、私たちさえきちんと理解してあげることができれば、「犬と人間は共通の言語を持たない」なんて言いますが、だから?と、大した問題じゃないように思えてきます。
言葉が通じたって、心が通じなければ理解しあえなきゃ意味がありません。
心が通じ合っていれば、言葉なんて必要ないことを賢いトイプードルたちは、とっくにわかっているのかもしれません。
コメントを残す