北海道犬の基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

質問犬

縄張り意識が強いので去勢をしないと、マーキングやマウント、種を守るための防衛本能からくる攻撃性などが強く出ます。

メスは落ち着いていてマイペースなことが多いようですが、1歳を過ぎると性格がかわることもあるようです。

発情期があるので周期的に情緒が不安定になることがあります。

どの犬種にもいえることですが、性格の違いはオス・メスの性別の違いというよりも、親から引き継いだDNAや成育環境、しつけの有無によって変わります。

特に気性が荒いといわれる北海道犬は、飼い主のしつけや飼育状況によって大きく違ってきます。

北海道犬の飼い方・しつけ

北海道犬には徹底した訓練としつけを!

北海道犬はどこにでもいる愛玩犬ではありせん。
今では獣猟犬として飼われることはあまりありませんが、その性質や気質はそのまま残っています。
初めて犬を飼う人にはあまり向かない犬種といえるでしょう。

北海道犬にはしっかりとした訓練としつけが必須です。

その中でも特に大切なのが主従関係の徹底です。
日本犬は一代一主の犬だといわれています。
北海道犬も同様に、子犬のころからきっちりとした服従関係をつくる必要があります。

特に家庭犬として迎えるためには、飼い主との確かな信頼による主従関係ができた上で、早い時期からできるだけ多くの犬や人に触れさせ、しっかりとした社会性を身につけさせましょう。

 

北海道犬は散歩だけではダメ!

北海道犬を一日中室内だけで飼うことはできません。
広い庭やサークルを駆け回ることができる環境なら可能ですが、散歩程度の運動量ではとても足りません。
北海道犬の強靭なパワーを満足させるには、屋外での相当な量の運動が必要です。

運動ができないとストレスを発散するために人を咬むという行為につながることもありますので注意が必要です。

ドッグランを利用するときは他犬と一緒にするのは避けましょう。
北海道犬がドッグランで他犬と仲良く遊ぶというようなことはまずあり得ません。
黙って突然近づき咬みつきます。

見知らぬ動くものに咬みつくのは獣猟犬であった北海道犬の本能です。
人や他犬がいない場所以外でのノーリードや手放しは厳禁です。

食事は日本犬らしく魚が好き?

極寒の地で限られた食料の中、粗食で生き抜いてきたと思われる北海道犬は、好き嫌いなく何でも食べますが、運動量に適した量を栄養のバランスよく与えましょう。
日本で進化してきた犬ですから、ニボシなどの魚を中心にした食事を好みます。

水をたくさん飲む犬種ですので、常にバケツ一杯ほどの新鮮な水をたっぷり用意してやりましょう。

北海道犬のお手入れ

短毛のためトリミングは必要ありません。
被毛は厚い二重構造のダブルコートです。

春から夏にかけての換毛期には大量の下毛が抜けます。
スリッカーブラシやコームを使って丁寧に抜け毛をとってやる必要があります。

運動量の多い犬種ですから汚れも付きやすいので、シャンプーはこまめにしてやりましょう。
短毛ですが被毛に厚みがあるので、シャンプーの後は根元までドライヤーでしっかり乾かしてやることが大切です。

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北海道犬の歯磨きについて

北海道犬の歯磨きについては、どれだけ飼い主に忠実か、主従関係がしっかりと確立できているかによって決まってきます。

そもそもどんな犬でもマズルを触られることを好みません。
愛玩犬であっても、口を触ることや、手で口を開けるさせてくれるようになるには時間がかかります。

まして、獣猟犬である北海道犬は自分が主人であると認めた飼い主にしかこころを許しませんし、気安く触らせたりしてくれません。

無理やりな歯磨きは噛み付かれる危険性がありますので絶対にしてはいけません。
まずは信頼関係を築いて、少しずつ口に触れることに慣れさせることから始めましょう。

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北海道犬の注意する病気

北海道犬は北海道の極寒にも耐えられる、頑丈で丈夫な体を持った犬です。
北海道犬に特有な疾病というものは特にありませんが、飼育していく上で注意しておかなければならないことをいくつかご紹介します。

北海道犬の注意する病気 その① 熱中症

寒い地域で暮らしていたため暑さには弱く、北海道以南で飼育する場合は室温コントロールが重要になってきます。
特に熱中症には気をつける必要があります。

散歩や運動中は保冷効果のある服を着せるなどして体温調節をしてやりましょう。

北海道犬の注意する病気 その② 皮膚病・アレルギー性皮膚炎

日本犬に多いアレルギー性皮膚炎やその他の皮膚病にもなりやすいので、常に被毛は清潔にし、抜け毛のケアは欠かさずに行いましょう。
体を掻いたり舐めたり、脱毛や皮膚に発疹やただれが見られるときはすぐに獣医師の診察を受けましょう。

北海道犬の注意する病気 その③ 白内障

老犬になってくると白内障や緑内障に罹る率も高くなってきます。
盲目になる原因の最も多いのが白内障で、老齢性白内障は8~10歳以上の犬に多く見られます。

薬物療法としては点眼薬で進行を遅らせる方法があります。
外科治療としては、半年以内であれば手術も可能な場合もありますが、それ以降ではあまり顕著な効果は見られません。
どちらにしても治療方法は獣医師とよく相談して決めましょう。

北海道犬のミックス犬

最近では純血犬種同士の交配によるミックス犬に人気が出ています。

ミックス犬も一般に雑種といわれている犬と同じ混血種なので血統書は付きませんが、ミックス犬は両親が血統書のついた純血種であるため、それなりの価格で売られています。

珍しい犬種同士のミックス犬の場合には高値で売買されることもあるようです。

日本犬同士のミックス犬の見分け方は難しく、北海道犬とのミックスかどうかはなかなか判断できないようです。

日本犬の品評会でも純粋種であることを見極められず、ミックス犬が上位入賞したこともあります。

北海道犬のミックス犬というのは殆ど見かけられません。

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