吠えているのを止めるには、吠えた時に声をかけるのもよいと思いますが、逆に「吠えると自分に注目してくれる」などと思い、さらに吠えてしまうこともあります。
吠えたら、大きな音を出したりすると犬はびっくりして吠えるのを止める・興味を示します。
これを繰り返すことで無駄吠えの回数が減ってきます。
ジャックラッセルテリアの飼い方・しつけ その③ 散歩の頻度は?
運動量がとても多いとされるジャック・ラッセル・テリアは、1日の運動量はどのくらい必要なのでしょうか?目安としては、1日2回で1回の散歩時間は30分くらいです。
散歩後に浅速呼吸という「ハッハッ」っと呼吸をしているようなら、運動量は十分足りているということになります。
散歩後、呼吸が整っていて疲れていないようでしたら徐々に距離を増やしてあげてください。
運動不足はストレスにもなります。
また、ボール遊びなども好んでおこないますので、愛犬と飼い主とのコミュニケーションの1つとして一緒に遊ぶのも良いですね。
ジャックラッセルテリアのしつけは初心者では難しい!?
ご紹介してきたように、ほとんどのジャックラッセルテリアはとても活発的で、体力もある非常にタフな犬種です。
良くいえば、好奇心旺盛で見ていて飽きない元気いっぱいな犬というところですが、悪くいえば、好奇心がありすぎて、様々なトラブルを巻き起こしかねず、目が離せないワイルドな犬でもあります。
頑固な一面もあり、犬を飼うのが初めての人には、ジャックラッセルテリアのしつけは簡単にはいかないことが多いようです。
ジャックラッセルテリアのしつけで必ずしなければいけないのは、トイレ以外にも、
- 噛ませない
- 吠えていても命令で静かにさせる
- 人に飛びつかない
など、人に迷惑をかけないマナーのしつけが重要になります。
ジャックラッセルテリアのしつけは根気がいり、子犬のうちに最低限のしつけをしておかないと、成犬になってからではさらに、問題は深刻化します。
自分では無理と判断したときには、早期のうちに、飼い主さんも一緒に参加する「しつけ教室」などに参加することをおすすめします。
ジャックラッセルテリアのお手入れ
ジャックラッセルテリアのお手入れ その① トリミングについて
ジャック・ラッセル・テリアの毛の種類は3種類あるためそれぞれ、お手入れも違ってきます。
■ ラフ(長め) ・・・ほかの毛質より長めのため絡まることがあります。
1日に1回のブラッシングが好ましいです。
ブラッシングは抜け毛も少なくしてくれるので普段から毛のお手入れをしっかりおこないましょう。
■ ブロークン ・・・長い毛の割合がどの程度なのかにもよりますが、絡まらないように適度にブラッシングをしましょう(週3~)
■ スムース(短め) ・・・短毛のため、ブラッシングはほとんど必要ありません。
シャンプーは、1~2ヶ月に1回程度で良いです。
犬の皮膚は強くないため、頻繁にシャンプーをおこなうと、必要な皮膚の皮脂まで洗い流してしまい逆に皮膚が荒れてしまう恐れがあります。
また、シャンプーを家でおこなう際、毛をしっかり乾かしましょう。
乾かしきれていないと湿ったところから、皮膚病になることもあります。
- 足裏の手入れも忘れずにおこなってください。
足裏の肉球の境目にも毛があり伸びます。
そのままにしておくと、どんどん伸びるので、室内飼いの場合はフローリングなどで滑ってしまう原因にもなります。
特にブロークン、ラフの毛質の場合は注意してください。 - 爪切りや耳掃除も一緒におこないましょう。
爪切りは伸び具合にもよりますが、月に1~2回。
耳掃除はやりすぎると逆に耳があれてしまうこともありますので1週間に1回程度です。
(費用は耳掃除、爪切り、足裏・・・各500円くらい)。
また、シャンプーもお任せする場合は、コースや美容院でそれぞれ異なりますが、すべて一緒におこなってくれます。
ジャックラッセルテリアのお手入れ その② 歯みがき
歯みがきは子犬の時期からおこなうことが大切です。
初めは、犬の口に手を持っていき慣れさせるところからです。
次にガーゼを指に巻いて軽く歯についた汚れを落とすように擦ります。
さらに慣れてきたら、犬用の歯ブラシや犬用の歯磨き粉を使用して磨いていきましょう。
※ホームセンターやペットショップに行くと、歯磨きグッズも豊富に揃えられています。
(歯みがきガム、歯磨き粉、ガーゼ、歯ブラシなど)犬に合った方法で毎日歯の手入れをしてください。
■ 歯磨きの頻度は?
1日1回おこなえるのがベストです。
その日についた汚れはその日に落とすことによって、虫歯や歯周病などの歯の病気も防げます。
しかし、なかなか難しいことも・・・。
歯についた汚れは2日で歯垢の石灰化が始まり約14日間で歯石になるそうでなので、最低、2日に1回は歯磨きをおこなってください。
ジャックラッセルテリアの注意する病気
ジャックラッセルテリアの注意する病気 その① 膝蓋骨脱臼
高くジャンプしたり、着地に失敗したりしても起こります。
この病気になると、後ろ足をびっこひいたり、引きずって歩きます。
犬の歩く場所にはカーペットをひくなどの工夫をして、足元が滑らないようにしましょう。
ジャックラッセルテリアの注意する病気 その② 皮膚炎
マラセチアというカビの1種による皮膚炎です。
ジャックラッセルテリアの注意する病気糖尿病:飼い主が気付くタイミングは、おしっこの量、回数や色だと思います。
また、食事管理には気を付けましょう。
肥満は糖尿病になる可能性を高くしてしまいます。
糖尿病は悪化してしまうと、目などの他の疾患の病気にかかることもあるので注意しましょう。
ジャックラッセルテリアの注意する病気 その③ レッグパーセス症
大腿骨の骨頭の変形により壊死を起こします。
生後1年以内に多くみられる病気です。
予防ができる病気もありますので、日頃から飼育環境や健康チェックなどをしっかりおこない、異常や気になることがありましたら動物病院で診てもらい、早期発見・治療をしましょう。
ジャックラッセルテリアとのミックス犬
ジャックラッセルテリア+マルチーズ
どちらに似るかで顔つきは変わってきます。
被毛はマルチーズのシルキーな毛質に、ジャックラッセルテリアの被毛の毛色が混じることが多いようです。
マルチーズのおとなしさが混じり、飼いやすい犬種になるかもしれません。
ジャックラッセルテリア+ヨークシャテリア
どちらもテリア系の犬種になりますので、ミックスにした場合の相性は悪くないのかもしれません。
どちらに似るかで、顔つきや体の大きさは変わってきますが、毛質はジャックラッセルテリアに似ることが多いようです。
性格はどちらに似ても活発で元気一杯の犬になること間違いなし!
ジャックラッセルテリア+トイプードル
ジャックラッセルテリアの面影を残しながら、トイプードルの被毛を持ち合わせる場合が多いです。
ジャックラッセルテリア特有の気の強さが、うまくトイプードルの優しい性格と中和されるようで、ジャックラッセルテリアよりしつけしやすいかもしれません。
ジャックラッセルテリアを飼うのに向いている飼い主は?
まず、ジャックラッセルテリアは他の犬と仲良く共存することが苦手です。
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