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エアデールテリアとの信頼関係はとても重要
少し気難しい性格の犬との生活は、必ず信頼関係というものが出来上がっていないと、しつけトレーニングはなかなかうまくいきません。
主従関係が大事といわれますが、それは、信頼関係が築けて初めて成り立ちます。
まずはしつけ以上に、エアデールテリアに対して愛情を持って、世話をすることから始まります。
毎日のブラッシングやご飯の世話、スキンシップ。
そして、甘やかすことと愛情を持って世話をすることを混同せず、エアデールテリアに尊敬してもらえるリーダーになってください。
エアデールテリアを凶暴犬にしないために
エアデールテリアはご紹介してきたように、大変賢く、警察犬としても活躍している犬種になります。
しつけさえきちんとしてあげれば、自慢の愛犬になることは間違いありません。
ただ、エアデールテリアは賢いという反面、元猟犬であったことやテリア気質を持っていることから、中途半端なしつけだと、自分で考え判断して勝手に行動し、叱られると逆ギレして、最悪噛み付いてくるというケースも出てきます。
そういうエアデールテリアにしないために、飼い始めたときからのしつけは本当に大切です。
必ず覚える必要がある項目は、
- 「おすわり・伏せ・待て」をどんな状況でもできる
- アイコンタクトを取れる
- 呼び戻しができる
- 「ダメ」の一言で咥えているものを放す
などになります。
どうしてもしつけが困難と判断したときは、早いうちにドッグトレーナーのしつけ教室に通うなど、対策を取るようにしましょう!
しつけは子犬のうちはいくらでも学習できますが、成犬になってからのしつけトレーニングは簡単には学習してくれません。
さらに、既に噛み癖や吠え癖などがついてしまってからでは、それを直すのには相当苦労します。
できれば子犬の時期に、完璧にしつけを終わらせるようにしましょう。
エアデールテリアのお手入れ
エアデールテリアの被毛は、ダブルコートで、アンダーコートは柔らかく、トップコートがワイヤー状に硬い被毛なのが特徴です。
ダブルコートなので、抜け毛が多そうに感じますが、実際は心配するほど抜け毛は多くありません。
ただ、被毛の性質上、通常のトリミングと違い、エアデールテリアらしさを出すために、プラッキングという方法でお手入れをします。
プラッキングとは…
プラッキングという方法は、通常の犬のカット(ハサミやクリッパーを用いたカット)と違い、簡単にいうと、定期的に不必要な被毛を抜く(間引き)お手入れのことをいいます。
そうすることにより、最初は痛がりますし、皮膚が赤くなってしまうこともありますが、繰り返すことで、強い被毛が生えてくるようになり、皮膚も丈夫になっていきます。
何よりもエアデールテリアらしいルックスになるのです。
エアデールテリアのトリミング
ご紹介したように、エアデールテリアはプラッキングという方法でのお手入れが必要なので、基本的にはプロのトリマーさんにお任せしてやってもらうのが、キレイに仕上がりますし、犬の皮膚への負担も少ないでしょう。
ただ、プラッキングは、通常のクリッパーやハサミを使うカットに比べると、時間もかかるので、エアデールテリアがシニア犬になってくる頃には、通常のカットへ切り替えを考えましょう。
また、最初から痛い思いをさせたくないという飼い主さんの思いで、プラッキングを選ばない方もいます。
それはそれで、間違いではありません。
ただ、プラッキングをしないことで、皮膚が強くなれず、皮膚疾患にかかりやすくなることがあるので、注意が必要です。
エアデールテリアのシャンプーとブラッシング
エアデールテリアはもともと、犬独特の臭いが強い犬種ではありません。
それでも定期的にシャンプーをしないと、不衛生から臭ってきてしまいます。
シャンプーの頻度は、月に1回を目安とし、夏は皮膚の状況を見て2回くらいにします。
そして、できれば毎日ブラッシングをしてあげることをおすすめします。
ブラッシングにはピンブラシやコームを使って、優しくブラッシングします。
そうすることにより、皮膚へのマッサージ効果もあるので、皮膚疾患予防にもなります。
エアデールテリアの歯磨き
犬の歯磨きは、将来シニアになった時に、健康でいられるかどうか左右するくらい重要ですので、ぜひ、子犬の頃から歯磨きには慣れさせてください。
よく、歯磨きガムや歯石を取るおもちゃなどありますが、それらはあくまでも補助的と考え、基本は、ちゃんと歯ブラシに犬用の歯磨きペーストをつけて、ブラッシングすることを目指しましょう。
犬の歯周病は、人のものより深刻で、全身麻酔をした上での口内治療になりますので、予防歯科をぜひ意識してください。
エアデールテリアの注意する病気
エアデールテリアの注意する病気 その① 皮膚疾患
皮膚の病気には色々種類がありますが、多いのは、アレルギー性皮膚炎や膿皮症などになります。
どの皮膚炎も、一度なると再発することが多く、治りにくいので、体をしきりに掻くなどの仕草や、少量でも湿疹があるなどという時は、初期のうちに病院での診察を受けましょう。
慢性化してしまうと、治療が長期化してしまいます。
エアデールテリアの注意する病気 その② 胃捻転
胃捻転とは、胃が何かしらの原因で、膨れてねじれる状態になることをいいます。
空気や胃の中でガスが異常発生することで起きることがあります。
飼い主の私たちが注意すべきことは、食後すぐに運動させないことと、1日の食事を2〜3回に分け、一気に大量食いすることがないようにします。
万が一、お腹が膨れてきて、大量のヨダレを出し始めたり、えずくような仕草がある時は、迷わず緊急で病院へ急いでください。
エアデールテリアの注意する病気 その③ 股関節形成不全
股関節形成不全とは、先天的に股関節の形が正常ではないことで起こります。
また、稀に後天的な原因でも起こります。
グレードは7段階あり、犬の成長と共に、骨盤の骨の成長が追いつかず、歩き方がおかしくなっていきます。
基本的には内服薬で痛みをコントロールする治療になりますが、薬の効果があまりなく、明らかに歩行が困難な場合、外科的治療もあり得ますが、大掛かりな手術になります。
エアデールテリアとのミックス犬
エアデールテリア+ジャーマンシェパード
どちらも警察犬として活躍する犬種になります。
ミックスされ、どちらに似たとしても賢いミックス犬に変わりありません。
被毛の質などは、エアデールテリアに似ることが多いようですが、体つきなどはやや小ぶりなジャーマンシェパードのようになる傾向があります。
エアデールテリア+ロットワイラー
どちらも非常に強くたくましい犬種になります。
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