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家族には友好的ですが、他の犬や知らない人などには攻撃的になることがあります。
自意識が強く頑固なところもありますから、わがままにならないよう、しっかりと主従関係を築くことが大切です。
穴を掘ったり遠吠えをしたりする野生の習性も色濃く残っています。
アラスカン・マラミュートのオス(男の子)とメス(女の子)の性格は違うの?
アラスカン・マラミュートのオス(男の子)とメス(女の子)の性格に顕著な違いはあまりありません。
犬は全般的にオス(男の子)は活発で甘えん坊が多く、メス(女の子)は比較的落ち着いていて大人しいといわれています。
メス(女の子)には発情期があり、その時は情緒不安定になりやすく、イライラして唸ったり噛んだりすることもあります。
大型犬のアラスカン・マラミュートでは大きな事故につながる可能性がありますので十分注意する必要があります。
オス(男の子)は発情期のメスが発するフェロモンに刺激され発情しメスを追い回すことがあります。
アラスカン・マラミュートが街中でメスを追いかけ急に走り出したりすると、引く力が強いのでとても危険です。
リードは力のない女性や子供には持たせないようにしましょう。
去勢や避妊手術で性格も変わる?
オスやメスの特徴的な問題行動も、去勢や避妊手術をすることで治まることがあります。
攻撃的だったオス(男の子)が去勢することで大人しくなったり、メス(女の子)の避妊手術でヒステリックな無駄吠えがなくなったりすることもあるようです。
アラスカン・マラミュートに関わらず、犬の性格はオスメスの違いよりも、個体の違いによることが多いので、仔犬のころからのしつけや社会性をしっかり身に付けさせることが大切です。
アラスカンマラミュートの飼い方・しつけ
アラスカンマラミュートは荷引き犬として飼われていたため、他の愛玩犬と違い体も大きく力も強い犬種です。
安全に飼うためにはアラスカンマラミュートに必要な環境や条件があります。
アラスカンマラミュートの正しい飼い方としつけ方を知っておきましょう。
アラスカンマラミュートに運動不足は大敵!
大型犬で力の強いアラスカンマラミュートは、そりレースに出るほどの犬ですから、かなりの運動量を必要とします。
毎日2時間は散歩や運動をさせる必要があります。
運動不足になるとストレスが溜まり攻撃的になったりします。
成犬はとても力が強いので、ふいにリードを引っ張られると大人でも引きずられ倒れてしまいます。
子供にはリードを持たせないようにしましょう。
急に走り出させない、リードをひかせない、など十分なトレーニングが必要です。
室内だけで飼うのはまず不可能です。
できれば自由に動ける広い庭か、大きな犬舎のあるところがベストです。
寒さにはとても強い犬種ですが、暑さには非常に弱いので、特に暑い地方での飼育には室内や犬舎などの温度管理が最重要になります。
アラスカンマラミュートのしつけはまず主従関係の徹底から!
頑固で融通のきかないところがありますから、自分が納得しないことには頑として動かないところがあります。
まずは飼い主をリーダーとして認識させる必要があります。
忍耐強い性格をしていますので、時間をかけてしっかりと主従関係を築いていきましょう。
大型犬で力の強い犬だけに、しつけに失敗すると手がつけられなくなります。
アラスカンマラミュートは大型犬なので尿や便の量も多いので、トイレは室外でさせるほうが無難かもしれません。
アラスカンマラミュートのお手入れ
寒い地方で生まれた犬種なので被毛が厚く、手入れは丁寧にする必要があります。
長めの短毛のダブルコートで、下毛が皮脂で防水されているため、ブラッシングを怠るとフェルトのように固まってしまいます。
換毛期は特にたくさんの毛がぬけますから毎日のブラッシングは欠かさないように、また定期的にシャンプーもしてあげましょう。
歯磨きや爪切りは子犬の頃から習慣付け!
歯磨きや爪切りなどは子犬の頃から、口や手足を触わることに慣らしておく必要があります。
アラスカンマラミュートはマズルも大きいので、体を触られることに慣れていないと、驚いたり興奮したりして、噛まれて怪我をすることがあります。
アラスカンマラミュートは暑いのがとても苦手!
暑さに特に苦手な犬種なので、夏の散歩や運動には早朝や夜の時間帯を選び、保冷剤が入れられたり、濡らすと冷える服を着せるなどして熱中症にならないようにしましょう。
室内飼育の場合は、冬の暖房にも気をつける必要があります。
人間は寒くて暖房をつけますが、アラスカンマラミュートには暑すぎることがあります。
室内がある程度温まったら暖房は切るようにしましょう。
アラスカンマラミュートの注意する病気
アラスカンマラミュートの平均寿命は10才~15才なので、他の犬よりは少し短いかもしれません。
一日でも長生きしてもらうためには、どんな病気に気をつけなければならないのでしょうか。
いくつか症例をご紹介しますが、自己判断はとても危険です。
あくまでも参考程度にして、気になる症状があれば、必ず獣医師の診断を受けましょう。
アラスカンマラミュートの注意する病気その① 股関節形成不全
この病気は、太ももと骨盤を繋ぐ股関節が先天的に不完全な病気です。
生後6ヶ月頃から少しずつ症状が出始めます。
症状は腰をふって歩く、足をひきずる、かばうなど歩き方がおかしいことで気がつきます。
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