【動物看護士が解説!】犬のワクチン接種の種類や料金、副作用について

  • 犬コロナウィルス感染症
  • 6種混合ワクチンの料金

    • 6000円~8000円

     
    犬のワクチンの種類③ 7種混合ワクチン

    7種混合ワクチンで防げる病気

    • 犬ジステンパー
    • 犬パルボウィルス感染症
    • 犬パラインフルエンザウィルス感染症
    • 犬アデノウィルス2型感染症(犬伝染性喉頭気管炎)
    • 犬伝染性肝炎
    • 犬レプトスピラ症(イクテロヘモラジー)
    • 犬レプトスピラ症(カニコーラ)

    7種混合ワクチンの料金

    • 7000円~9000円

    犬のワクチンの種類④ 8種混合ワクチン

    8種混合ワクチンで防げる病気

    • 犬ジステンパー
    • 犬パルボウィルス感染症
    • 犬パラインフルエンザウィルス感染症
    • 犬アデノウィルス2型感染症(犬伝染性喉頭気管炎)
    • 犬伝染性肝炎
    • 犬コロナウィルス感染症
    • 犬レプトスピラ症(イクテロヘモラジー)
    • 犬レプトスピラ症(カニコーラ)

    8種混合ワクチンの料金

    • 7000円~10000円
    犬,ワクチン,病気

    犬のワクチンで防げる病気について原因や感染経路、症状について

    犬のワクチンで防げる病気① 犬ジステンパー

     ジステンパーウィルスが原因で感染します。

    ジステンパーウィルスは、犬の唾液や糞尿中に多く存在するため、鼻水やくしゃみ、便や尿をなめたりお尻の臭いを嗅ぐなどの行為で感染します。

    また、ウィルスが付いた食べ物や食器からも感染することがあります。

    症状は、最初は発熱、元気喪失、食欲低下などが見られます。
    重症化すると、咳などの呼吸器症状や目やに、下痢嘔吐が現れます。

    さらにウィルスが脳まで及んでしまうと、痙攣などの神経症状がでることもあります。
    また、肉球が固くなるハードパットと呼ばれる特徴的な症状がでることもあります。
    最悪死に至ることもある怖い病気です。

    犬のワクチンで防げる病気② 犬パルボウィルス感染症

    パルボウィルスが原因で感染します。
    主に便や嘔吐物に接種して感染します。
    パルボウィルスは感染症の中でも最も恐ろしい病気です。
    感染して早ければ1~2日で激しい下痢と嘔吐を繰り返し死亡してしまうことがあります。

    パルボウィルスの感染力はとても強いです。
    症状は、主に激しい下痢や嘔吐です。

    重症化すると血便を引き起こします。
    下痢嘔吐を繰り返すため、極度の脱水を引き起こしショック死することもあります。
    白血球数が激減するのが特徴です。

    消化器症状の他にも心筋炎型というものもあり、心不全を起こし急死することもあります。

    犬のワクチンで防げる病気③ 犬パラインフルエンザウィルス感染症
    犬のワクチンで防げる病気④アデノウィルス2型感染症(犬伝染性喉頭気管炎)

    犬パラインフルエンザウィルスと犬アデノウィルス2型によって引き起こされる症状をまとめて「ケンネルコフ」といいます。

    どちらも伝染性の呼吸器症状をあらわします。

    くしゃみや咳などから感染し、それぞれの単独感染だとそこまでひどい症状にはなりませんが、混合感染でケンネルコフという明らかな呼吸器症状がでるのが特徴です。

    症状は、乾いた咳がでます。
    ひどくなると鼻水やくしゃみ、微熱が続きます。
    抵抗力が弱い子犬や老犬が感染すると、食欲元気が低下し、肺炎を引き起こして死亡することもあります。

    犬のワクチンで防げる病気⑤ 犬伝染性肝炎

    犬アデノウィルス1型の感染により起こります。
    ウィルスは糞尿や唾液に含まれているので、その接触から感染します。

    症状は、軽度だと無症状の場合もありますが、重症化すると、嘔吐や下痢、腹痛や発熱を起こします。
    また名前の通り、急性肝炎を引き起こし、死亡することもあります。

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