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施設によっては抜けた毛が飛散しないように服を着せることがルールになっている場合もありますよ。
スキッパーキの注意する病気
スキッパーキは平均寿命が13~15年と言われていて、長寿の犬種としても知られています。
遺伝性疾患も少なく頑健な犬種とも言われていますが、いくつか注意する病気もあります。
スキッパーキは、「レッグ・ペルテス病」の好発犬種とされています。
また、「股関節形成不全」などのの小型犬に起きやすい関節疾患や、「甲状腺機能低下症」「眼疾患」などに注意しておきましょう。
スキッパーキの注意する病気①
~レッグ・ペルテス病~
はっきりとした原因は不明ですが遺伝が関連していると考えられている病気で、太ももの骨と骨盤を繋いでいる大腿骨頭への血行が阻害され、大腿骨が壊死してしまう病気、別名「大腿骨頭壊死症」です。
脚を引きずる、脚に力が入らない、食欲の低下、脚に触られるのを嫌がるなどの症状が見られます。
症状が軽い場合は、運動制限や投薬治療を行いますが一時的に症状を抑えるのみの対処療法になり、最終的には外科手術によって、壊死した大腿骨頭を切除する必要があります。
予防ができない病気のため、症状が見られたらすぐに動物病院で診察を受けましょう。
スキッパーキの注意する病気②
~目瞼内反症・二重瞼毛~
眼瞼内反症はまぶたが内側に巻き込まれる状態のことで、二重睫毛は先天的にまつ毛がまぶたの内側にも生えてしまっている状態のことです。
角膜や結膜角にまつ毛が刺さった状態になっているため、目やにや涙が出やすくなったり、痛がることや目が開けられないなどの症状が見られます。
軽度の場合ではまつ毛を抜く処置を取り、重度の場合では整形手術を行います。
症状が見られたら早めに動物病院で処置してもらいましょう。
スキッパーキの注意する病気③
~甲状腺機能低下症~
体の代謝を活発にする役割を持つ甲状腺ホルモンの分泌が減少する病気のことです。
元気がなくなる、体重が増える、毛が抜けて薄くなる・脱毛、皮膚が黒ずむなどの症状が見られます。
甲状腺ホルモンを投与することで治療できますが、生涯にわたって治療を続けていく必要があります。
残念ながら予防することができない病気のため、早期発見・早期治療を心掛けることが大切です。
スキッパーキのミックス犬
ミックス犬①『スキッパーキ×チワワ』
世界最小の犬種「チワワ」とのミックス犬です。
外貌は似た点も多い両犬種ですが、スキッパーキがチワワ特有のアップルヘッドを持った印象の子が多いようです。
明るく活発な性格をしたミックス犬へとなるでしょう。
ミックス犬②『スキッパーキ×ミニチュアピンシャー』
「ミニピン」の愛称で親しまれている「ミニチュアピンシャー」とのミックス犬です。
体は細身で手足も細いミニピンの特徴が引き継がれることが多いようです。
番犬としての気質を兼ねそろえた親犬を持つミックス犬となります。
ミックス犬③『スキッパーキ×バセンジー』
吠えない犬と言われる「バセンジー」とのミックス犬です。
バセンジーの特徴である細長い顔立ちとシワがよったおでこを引き継ぐことが多いようです。
性格的には、飼い主に愛情深く甘えん坊ではありますが、どちらもマイペースな一面を持った犬種です。
スキッパーキを飼うのに向いている飼い主は?
スキッパーキは、少し日本犬にも似た性質を持っているためおすすめできるほどではありませんが、初心者でも飼うことは可能です。
ただし、スキッパーキの特徴や性格などをしっかり理解して対処していける人に向いていると言えるでしょう。
また、小型犬の中でも活発でよく遊ぶ犬種でもあるため、十分な運動とコミュニケーションの時間を確保してあげられる人に向いています。
中~大型犬は飼えないけど犬と一緒にアクティブに過ごしたいという方にもおすすめです。
一人暮らしでも飼育できる?
スキッパーキはケージの中で1日のほとんどを過ごしたり、散歩が無いような生活を送っているとストレスが溜まって問題行動を起こしてしまうようになるでしょう。
そのため、留守がちな一人暮らしでの飼育にはあまりおすすめできません。
マンションでも飼育できる?
スキッパーキは小型犬ですので、マンションでも飼育することが可能です。
それでも吠え癖が付かないよう注意して育てていきましょう。
また、マンションやアパートで飼育する場合、ペットの飼育ができるマンションに限ります。
「小型犬で無駄吠えの少ない犬種だからバレない」と安易な気持ちで飼うことはやめましょう。
高齢者や小さな子どもがいる家庭でも飼育できる?
原産国ベルギーでは「散歩の友」として高齢者にも人気の高い犬種です。
そのため、高齢者が単独で飼育することも可能でしょう。
また、子どもとの相性も良く、遊び相手にもなってくれるような犬種ですので、小さな子どもさんがいらっしゃるご家庭でも飼育することができるでしょう。
スキッパーキにおすすめ!!アジリティー競技
スキッパーキは、高い運動能力と知能を兼ねそろえた犬種です。
そのため大型犬にも引けを取らず、アジリティー競技を行うのに最適な犬種だと言われています。
アジリティーは、飼い主との信頼関係やしつけの一貫にも繋がっていくため、普段の生活にも役立ってくるでしょう。
希少犬種でもあるスキッパーキを飼育するのなら、アジリティー競技への参加をぜひおすすめします。
アジリティー競技とは?
アジリティー競技とは、コースに設置された様々な障害物をクリアしていく「障害物競走」のようなものです。
障害物には、ジグザグ歩行やハードル、トンネル、シーソーなどが設置されており、ハンドラー(飼い主)の指示の元、一つ一つ正確にクリアしていきそのタイムを競う競技となります。
この記事のまとめ
- 小型犬
- 性格:活発で自由奔放な「リトルブラックデビル」。全犬種中15位の高い知能を持つ。
- 粗めの中毛
- 定番カラーは、「ブラック」。
「チョコレート」「ゴールド」「クリーム」「フォーン」などもあり - 気を付けたいしつけ:社会性を身に付けること。吠え癖がつくこともあるので注意!!
- 注意したい病気:「レッグペルテス病」「眼瞼内反症」「二重睫毛」「股関節形成不全」「甲状腺機能低下症」など
- 子犬の販売価格:25~35万円
- 平均寿命:13~15歳。長寿犬種
- 小型犬でもアクティブに過ごす人におすすめの犬種
スキッパーキについて さいごに
日本ではメジャーな犬種ではありませんが、「リトルブラックデビル(黒い小悪魔)」と呼ばれるだけのこともあり、破天荒で思いがけない行動に出たりと、目が離せない愛らしい存在となってくれるでしょう。
今後の人気に期待したい犬種です。
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