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これを怠ってしまうと何かと問題が生じてきます。
お手入れができない、動物病院で先生に噛みつく、トリミングサロンに拒否されるなどのことも想定されることです。
日頃からの遊びやスキンシップの中で、体に触れられることを慣れさせながら同時に信頼関係を築いていきましょう。
やってはいけないNG対処法
対処方法を紹介しましたが、子犬が噛む理由に対し間違った対処方法をしてしまうと、返って噛み癖を助長してしまうこともあります。
NG対処法① 噛む原因を間違えて対処すること
噛み癖などの犬の問題行動では、犬をよく観察し原因に合ったしつけや対処法を行っていく必要があります。
例えば、遊びの最中に噛んだ時で紹介した対処法「痛い」などの言葉で中断する方法。
この対処法をブラッシング中に噛まれた時に取り入れてしまったら、「噛んだらやめてくれる。また噛もう」と理解させてしまうことになるでしょう。
噛む原因を見極め、適切な対処方法を瞬時に判断して行っていくことが大切なのです。
NG対処法② オーバーなリアクション
子犬が噛んではいけないものを噛んでしまった時、ショックのあまり「あ~!!○○ちゃん、噛んだらダメでしょ~」などと、オーバーなリアクションを取ってしまう気持ちも分かりますが、実はこれNGです。
犬はいくつかの単語を覚えることはできても、言葉を理解することはできません。
飼い主さんのオーバーなテンションを見て、「かまってくれた」「飼い主も共感している」と勘違いしてしまう可能性があります。
叱るときは、短く低い声で叱りましょう。
「あ!!」「痛い!!」など端的な言葉を低い声で使うようにしましょう。
無視することが効果的なこともあります。
飼い主さんは感情的にならず冷静に対処していくことも大切です。
NG対処法③ 叩く・マズルコントロールなどの体罰
噛まれたからと言って感情的に怒鳴りつけたり、叩いたりする体罰は効果がありません。
叩いたりしてしまうと、飼い主さんの手にトラウマを抱いてしまうようになり、触ろうとするだけでまた噛んでしまうようになってしまう可能性もあります。
また、犬のしつけ方法で、犬のマズルをきゅっとつかむマズルコントロールや、
ひと昔前は噛まれた時に手を下げるのではなく逆に喉に突っ込む方法などが紹介されていたことがありましたが、こういった方法も手に対しての恐怖心が生まれてしまい、さらに攻撃性が増す可能性があるでしょう。
しつけ教室などの利用も検討しておこう
噛むことが収まらない、正しい対処方法が分からないなどと言った場合には、積極的にプロに頼ることを検討してみましょう。
ポメラニアンは、元々気が強い気質を持っているため、正しくしつけていかないと噛む子に育ってしまう可能性があります。
しつけ教室や犬の幼稚園などに通わせてみると、飼い主さんがしつけ方法が学べるだけでなく、愛犬も他の犬との接し方を学んでいくことができるでしょう。
成犬になって手が付けられなくなる前に対処していく、うまく対処できないという場合には躊躇することなくしつけ教室やプロのトレーナーさんに相談されることをおすすめします。
この記事のまとめ
- 子犬が噛む原因4つ「歯の生え代わり時期」「遊びの催促や延長」「やめてほしいの意思表示」「ストレス」
- ポメラニアンは噛み癖がある子が多い。子犬期の対処が大切!!
- 対処方法①噛まれたくない物は子犬に届く場所に置かず、噛んでいい物を与える
- 対処方法②遊びの延長で噛んだ時には短く低い言葉で叱って遊びを中断する。
- 対処方法③子犬が嫌がるブラッシングなどに対して、おやつなどを使って良いイメージを持ってもらう
- 子犬にとって『飼い主さんの手=良いことがある』と認識してもらおう
- 噛む原因を見極め適切な対処方法を行うこと。誤ると噛み癖を助長してしまう可能性が。
- 叱る時などのオーバーなリアクションは子犬に勘違いさせてしまう
- 感情的に怒鳴る・体罰・マズルコントロールなどはNG。
- 困ったらプロに頼ることも躊躇しないで!!
ポメラニアンの子犬が噛む理由とやめさせる方法 さいごに
子犬の頃は何でも噛んでしまうものですが、子犬だからと多めにみてはいけません。
成犬になってから噛み癖を治すことは容易ではありませんし、加減が分からないまま育ってしまうと本能で咄嗟に本気噛みをしてしまうこともあり得ます。
それでも噛むのは犬の責任ではありません。飼い主さんのしつけの問題です。
飼い主にとってもポメラニアンにとっても、お互いに幸せな生活を送るためには、少しでも早くしつけを始めて噛んではいけないことを教えていきましょう。
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