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ご自身のポメラニアンがまだまだ活動的である場合、シニア犬用にはまだ変更する必要はありません。
ただ間違いなく体力が落ち、成犬用のフードがカロリー過多と感じる時には、シニア用のフードを検討する必要があるかもしれません。
この時期に注意したいこと
◆年に1回は検診を
顔を見ればいつもの愛らしいポメラニアンで、いつまでもこんな毎日が続くような気がします。
ある日突然、体調不良で犬の異変に気付くより、早期発見で症状が出る前に治療することはとても意味があります。
この年齢になりましたら、年に1回は動物病院で検診を受けるようにしましょう。
11歳〜(シニア期)
ポメラニアンのこの年齢は、人でいえば60歳の還暦です。
最近の犬たちは人と同様、高齢化が進み、どんどん元気で長生きをしています。
数多くのポメラニアンがこの還暦を迎えると思いますが、この次にやってくる長寿も一緒に祝うため、食事管理や検診を受けることに加え、毎日同じに見えても、体力は昔に比べて落ちてきます。
無理をさせないことを心がけましょう。
また、体重維持に心がけ、体重が落ちてくるなどあった場合は、かかりつけの獣医さんへ相談しましょう。
食事に関しては、これもその時のポメラニアンの健康状態によります。
シニア犬用の食事は成犬用に比べ、エネルギーが低いです。
それが今の自分の愛犬にあっているかどうかを見極めてあげる必要があります。
気をつけたい食事の量・食事回数とあげ方
◆食事量の目安
1日60〜90g(成犬・シニア用のフード)
◆食事回数
1日に2〜3回
食事回数は同じか、食が細くなってきている場合は、少しでも量を食べられるように、回数を増やしてあげるようにします。
あげ方と気をつけること
シニア犬になってくると、硬いものを食べたがらなくなることがあります。
普段ドライフードをあげている時には、ふやかしてあげることも方法です。
ふやかすことで匂いも増し、嗅覚が衰えてくるシニア犬でも食欲が出ることがあります。
この時期に注意したいこと
◆かかりつけの獣医さんと連携を
元気に見えても年は年ですので、いつどう体調を崩すかわかりません。
かかりつけ医を持ち、いつでも健康相談をできる環境を整えておきましょう。
健康寿命を延ばすのに必要なことは、病気になる前にどこまで予防できるかに尽きます。
◆どんなに老いても散歩は必須
昔みたいにシャキシャキ歩けない。
すぐ疲れるみたい。
それでも散歩は続けましょう。
外が大好きなポメラニアンなら尚更、外に連れ出すようにしましょう。
若い頃のように距離を歩けないのなら、抱っこやカートでの散歩でもいいのです。
自分の足で少しでも歩くというのは、犬にとってとても重要なことで、
足で自然の感触を感じることができ、
鼻で外の匂い嗅ぎ、
耳でいろんな音を聞きます。
それらは全て、足腰の運動だけではなく、脳の活性化になり、犬にとっての生き甲斐にもなります。
◆わがままを聞いてあげる
この年まで一生懸命生きてくれたことに感謝をしましょう。
今までは、健康管理として食事もあれこれ気を使い、オヤツも欲しがるけどセーブしてあげたりしてきましたよね。
シニア期に入り、年を取るごとに、少しずつ食欲も落ちてくるでしょう。
少しでもカロリーを取らせるためにも、場合によっては、大好きなオヤツを少し多めにあげてもいいのではないでしょうか。
この記事のまとめ
- ポメラニアン:体重1.8〜2.5kgの小型犬。ダブルコートの長毛種
- ポメラニアンの性格:喜怒哀楽が明快、好奇心・警戒心旺盛、賢く物覚えが早い
- 生後1ヶ月〜3ヶ月(幼犬期)…体重2ヶ月でおよそ900gに
- 4ヶ月〜6ヶ月(子犬期)…体重1.5kgに
- 7ヶ月〜1歳(思春期)…1歳で1.9〜3.5kgに。個体差あり
- 2歳〜4歳(成犬若年期)…体重維持と健康管理がポイント
- 5歳〜10歳(成犬中年期)…年に1回は検診を受ける
- 11歳〜(シニア期)…かかりつけ医と連携して健康管理
ポメラニアンの大きさや体重・サイズのさいごに
同じポメラニアンでも、それぞれ個体によって体の大きさは千差万別です。
ただ、年齢ごとで気をつけるべきことなどは同じです。
少しでも健康で長生きしてもらうため、健康管理は飼い主の腕の見せ所です。
どれくらいの食事量がベストかどうかは、毎日のウンチの状態や、体を触ったときの肉の付き方などで判断していきましょう。
どうぞ、ぽっちゃりポメラニアンにならないように注意し、米寿のお祝いをできるように頑張りましょう。
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