犬が誤飲をしたとわかっている場合は、必ず、獣医さんに連絡をするようにしましょう。
吐くかウンチと一緒に排出されなければ、何かしらの方法で体外に出さなければいけないことが多いです。
犬が誤飲した時の応急処置
犬が誤飲をしてしまった時、飼い主さんはかなりパニックになってしまいます。
どうしていいかわからず、良かれと思ってしたことが逆効果のこともあります。
万が一の時のために、犬が誤飲した時、どうしたらいいかを知っておくことはとても大切なことです。
何を誤飲し、どこに詰まっているかによって、応急処置方法は変わってきます。
食べ物を喉に詰まらせ、呼吸ができない時
間違いなくそれが食べ物の場合、喉に詰まって犬がゲホゲホ吐き出そうとしても、吐き出せない時には、
小型犬の場合
- 後ろ足を持ち、逆さ吊りにします。
- その際、誰かもう1人そばにいるなら、その犬の背中を平手で叩きます。
- もし1人しかいないなら、逆さにした状態で、少し上下に揺らします。
大型犬の場合
- 大型犬だと持ち上げること自体困難なため、横向きに寝かせます。
- 犬の胸の下あたりから上へ向けてグッと手のひらで押し、吐き出す補助をします。
このような方法を試してみます。
または、犬の口を開かせ、舌を抑え、喉が見える状態にします。
そこで異物が目に見える場合、喉を傷つけないように、ピンセットで取り除きます。
ただこの方法は、犬が暴れてしまうと大変危険なので、犬の性格に左右されます。
いずれにしろ、窒息するようでは命に関わりますので、応急処置をしながら必ず、獣医さんに連絡を取り判断を仰ぎます。
洗剤、薬剤、有害物質、化粧品、電池などを誤飲した場合
人の薬、洗剤、漂白剤、電池などを誤飲した場合、吐かせることはNGです。
吐かせることによって、食道を傷つける可能性があります。
また、人の薬の場合は誤飲した薬の種類によって、対応が違ってきます。
必ず、動物病院に連絡を取り指示を仰ぎます。
その際には必ず、何をどのようにどれくらい誤飲したかを伝えられるようにしましょう。
例えば、人の薬を誤飲した場合、薬そのものだけを誤飲したのか、シートごと誤飲したのかで違いがでます。
シートごとの場合、プラスチックが食道や胃、腸を傷つけることも考えなくてはいけません。
*特に電池を誤飲した時は、緊急を要します。
電池の成分が体の組織を壊すからです。
また、絶対に吐かせようとしないでください。