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ボストンテリアの基本情報
ブルドッグ系の犬はボストンテリア以外にもたくさんありますが、ボストンテリアじゃなきゃダメ!というほど、ボストンテリアに惚れ込んでしまう飼い主さんも多いです。
そこまで人を魅了するボストンテリア。
被毛はビロードのように美しく、大きな目がビー玉のようにかわいいのが特徴です。
コロコロ変わる顔の表情は、それだけで感情を読み取れるほどです。
ボストンテリアの歴史
生粋のアメリカ犬
現在世界中にいる犬たちの出身は様々ですが、アメリカ出身という犬は、結構少ないのです。
少ない犬種の中、ボストンテリアはアメリカで3番目に古く誕生した生粋のアメリカ生まれ犬なのです。
ルーツが正確なところは不明という犬が多い中、ボストンテリアは全て記録が残っている珍しい犬種です。
ボストンテリアを誕生させたのは、ロバート・C・フーパー氏になります。
1870年ブルドッグとイングリッシュ・ホワイトテリアのミックス犬とジップという名の白い小型犬と交配させ、ボストンテリアの基礎となる犬が誕生しました。
この時はまだ、今ほどサイズも小さくありませんでしたが、交配を続けるうち、今のボストンテリアになったといわれています。
交配に使われた犬種は闘犬であるピット・ブルやブル・テリアなどがありますが、それぞれの温厚で賢いといった、いい部分だけを残せるように努力が続けられ、最終的に、攻撃性のないフレンドリーなボストンテリアが誕生しました。
ボストンテリアの身体的特徴
ボストンテリアの最大の特徴は、体重によって3種類あります。
ライト(小型)、ミドル(中型)、ヘビー(大型)と分けれます。
まるで、ボクサーですね。
- 大きさ:小型犬
- 体重:ライト6.8kg以下 ミドル6.8〜9.0kg ヘビー9.0〜11.5kg
- 体高:28.0〜38.0cm
- 被毛の種類:シングルコート
- 被毛の長さ:スムースコート
ボストンテリアの被毛の色
- ブラック&ホワイト
- ブリンドル&ホワイト
- ゴールドブリンドル&ホワイト
- マホガニーブリンドル&ホワイト
- シールドブリンドル&ホワイト
- ブラックブリンドル&ホワイト
ボストンテリアの毛色は、必ず白が配合されていて、頭から鼻筋、胸元が白いことが重要で、この白い部分が左右対称であることがベストです。
ボストンテリアの価格相場
ボストンテリアの価格相場は、20〜30万円くらいになります。
また、そのボストンテリアによっては軽くその相場を超え、40〜50万円。
場合によってはそれ以上の高値になることがあります。
ではどういったときに、ボストンテリアは高値になるのでしょうか。
ボストンテリアの血筋がいい場合
父犬だけ、母犬だけ、両親犬ともチャンピオン犬と、その血筋によって価格は全く変わってきます。
両親犬がチャンピオンだった場合が1番価格は高くなることが多いです。
ボストンテリアの被毛の柄
ボストンテリアをよく見ると、みんな一緒に見えますが微妙に個体ごとに柄が違います。
高価になる条件として、
- 顔の左右対象に黒(ブリンドル)が入っている。
- マズル部分は白く、黒色が食い込んでいないこと。
- 首回りはぐるりと白い(フルカラー)こと。
などがあります。
骨格が太く丈夫
これはどの犬にでもいえることですが、ボストンテリアの子犬は骨太でガッチリしているのが良いとされています。
また体のバランスがいいことも重要です。
生まれた時から虚弱体質の子犬は高値になることはありません。
以上のような条件が満たされると、一般的にボストンテリアの価格は上がります。
特に、ドッグショーに出られるようなボストンテリアを育てているブリーダーさんは、ボストンテリアの健康管理にかなり気を使っている人が多く、こだわりと愛情を持って育てている分、健康でかわいいけれど、少しお高めなボストンテリアが多いかもしれません。
ボストンテリアの性格・気質
喜怒哀楽が顔に出ます
ボストンテリアは、テリアとついているので、落ち着きがないのかな?
吠えるのかな?と思われますが、おとなしいといわれる犬種に比べたら、やんちゃで活発な犬種になりますが、とにかく素直なのがボストンテリアの良さです。
楽しいとき、ご機嫌ななめなとき、寂しいとき。
全ての感情が顔に表れます。
賢くフレンドリー。
でも、楽しすぎると我を忘れ……
ボストンテリアが誕生する過程で、様々な犬の欠点を欠いて、温厚な部分を残す努力がよくわかるというくらい、賢く、友好的な性格なのがボストンテリアになります。
集中力があるので、しつけなども割と苦労することなくマスターしてくれます。
また小さい子供と遊ぶのも得意だといわれます。
1つ難点があるとすれば、ボストンテリアは遊ぶことが大好きです。
ついつい遊びに夢中になると、我を忘れて大騒ぎすることもあります。
そこがかわいさの1つでもありますが、あまりにも興奮しすぎて手をつけられないなんてことになると大変です。
ボストンテリアの個々の性格や、飼い主さんのしつけ次第にはなりますが、ボストンテリアは、縄張りを守るという意識が強い方ですので、自宅に来客があったりするときに、吠えたりしないようにしつける必要があるかもしれません。
ボストンテリアのオスとメスで性格は違うの?
よく犬はオスよりメスの方が飼いやすいとか、おとなしいなどといいますが、ボストンテリアの場合、性格の差は全くないというくらい、オスとメスでは変わりません。
ボストンテリアが本来持つ性格と気質を元に、どんな環境でどんな風に育ったかで性格は左右されます。
ボストンテリアの飼い方・しつけ
ボストンテリア、しつけのポイント
ボストンテリアのしつけトレーニングのポイントは、ボストンテリアの性格を十分理解することから始まります。
ボストンテリアは、飼い主さんや家族を喜ばせるのが大好きで、褒められるとわかりやすいくらい、ご機嫌になります。
その逆に、叱られたり、忙しさで犬をないがしろにしてしまったり、しばらく無視する状態が続くと、あからさまに拗ね始め、しかも頑固な性格が輪をかけ、呼びかけにも答えなくなることがあります。
場合によりそのしつこさは長く続き、こちらがギブアップしてしまうほどです。
まずは褒めることに徹底したしつけトレーニングをします。
ときには叱らなきゃいけない場面も出てきますが、1回叱ったら、次の瞬間はどこか2つは褒めるようにしたり、下がったテンションを持ち直す、何か楽しいことをしてモチベーションを上げてあげましょう。
ボストンテリアの噛み癖をつけさせないしつけ方法
ボストンテリアのしつけの悩みでよく聞くのが「噛み癖」になります。
1番いい方法は、子犬の頃からしつけることにあります。
子犬の頃の噛み癖というのは「甘噛み」になります。
甘噛みは痛くないし、小さいボストンテリアが優しく噛み噛みしている姿はかわいいので、つい見逃してしまいます。
それが危険な罠なのです。
甘噛みを放置すれば、それはいずれ本噛みになります。
例えば遊びの最中、甘噛みをしてきた時点で「痛いっ」と大きな声で言い、しばらくボストンテリアを無視します。
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