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飼い主と遊ぶことが大好きなボストンテリアは、遊びが突然終わってしまい、挙げ句の果てに大好きな飼い主に無視されるのは、心から嫌な状況です。
何度かそれを繰り返すうち、噛むと嫌なことが起きると学習します。
ポイントは、中途半端な無視ではなく、完璧に無視をすることにあります。
飼い主が興奮してキーキー叫んでしまうと、ボストンテリアは遊んでいると勘違いするので絶対NGです。
また、ボストンテリアは歯の生え変わりで人の手やものを噛みたがる場合もありますので、その時には噛んでいいおもちゃを与えるようにしましょう。
成犬のボストンテリアの噛み癖は?
子犬時代に噛み癖を直せず、成犬になり、本噛みをするようになってしまった場合、子犬の甘噛みと違い、いろんな原因で噛むようになります。
基本的には同じしつけ方法になりますが、子犬ほど単純ではないケースがほとんどです。
ご自身で直せない場合、プロのトレーナーさんの手を借りるという方法もあります。
痛い思いをずっとし続けるより、相談した方が早い場合もあるかもしれません。
ボストンテリアのトイレトレーニング
しつけトレーニングの基本は、トイレから始まります。
家にボストンテリアが来た、その日から始めます。
基本的にはサークルを使い、その中に生活必需品である、「ベッド」「水」「トイレ」を置きます。
トイレトレーニングが済むまでは、生活の全てはサークル内になります。
遊ぶときだけ、サークルの外に出してあげるようにします。
子犬の時は特に、おしっことウンチの回数が多いので、それを利用してさっさと覚えさせてあげて、サークル生活を卒業しましょう。
ボストンテリアが早くトイレを覚えるポイント
何度もいいますが、ボストンテリアのしつけのポイントは褒めることです。
とにかく、褒めるように、飼い主さんが仕向けてあげます。
例えば、サークル内、ベッドと水のスペース以外には全部トイレシートを敷いて、どこで排泄しても褒めれる準備をするとか。
そして、ボストンテリアは遊ぶことと食べることも大好きなので、上手に排泄した後は、思い切り褒めて遊んであげたり、おやつをあげるようにすると、排泄=いいことがあると学習してくれ、習得スピードが上がります。
それでもなかか覚えてくれない頑固なボストンテリアには、裏技として、トイレシート自体に、排泄したくなる匂いがついているトイレシートや、トイレシートにスプレーするサポートグッズが売られていますので、場合により使ってみるのも効果があるかもしれません。
ボストンテリアの散歩の仕方と頻度
ボストンテリアはご紹介したように、大きさによって3種類階級があるので、その階級によって、個体の体力によっても運動量は変わってきます。
ボストンテリアの散歩時間と回数
1日2回1回につき30〜60分(個体の体力によって差があり)
ボストンテリアは、他の犬種と違い、大きさにかなりの幅があります。
ご自身のボストンテリアの大きさを把握して、どれくらいの体力があるかによって、散歩時間の調整が必要です。
ボストンテリアの運動量
ご紹介したとおり、大きさに幅があるボストンテリアは、大小関わらず、遊ぶことは大好きです。
ご自身のボストンテリアの体力に合わせ、散歩コースにわざと坂道を選んだり、直線道よりも、いろいろ曲がったり、カーブがあるような変化に富んだ道を散歩する方が好むかもしれません。
たまにドッグランや広い場所で、ノーリードやロングリードで思い切り走らせてあげることも必要です。
ボストンテリアとの散歩で注意したいこと
ボストンテリアは、引っ張り癖が強い犬が多いです。
プラス、そんな状況で、他の散歩中の犬に出会ったり、小さな子供が通ったりすると、そっちに向かって走っていくようなアクシデントも少なくありません。
散歩デビューをしたその日から、興奮したらクールダウンをさせることをクセづけ、散歩中、ずっと興奮状態でコントロール不可能という風にならないように、トレーニングしましょう。
ボストンテリアのお手入れ
ビロードのように艶やかな被毛を持つボストンテリアは、シングルコートです。
シングルコートなら抜け毛は少ない?と思われがちですが、年間を通して結構抜けるんです。
そんなボストンテリア、お手入れはどうしたらいいのでしょうか?
ボストンテリアにトリミング?!
ボストンテリアのように、スムースコートの犬は基本、トリミングは必要ありません。
そのため、ドッグサロンへ連れていく必要もありません。
ただ、ドッグサロンはトリミングするだけではなく、全身のケアをしてくれるサロンなので、シャンプー、肛門線絞り、全身パック、爪切り。
などの為に利用することも可能です。
子犬時代にプロのトリマーさんに気持ちよくシャワーをしてもらうと、シャワー恐怖症ではなく、シャワーを受け入れる犬になってくれることが多いです。
また、皮膚の弱い犬に、全身パックなどをしてあげることで、皮膚の保護にもなりますよね。
ボストンテリアの臭い対策
ボストンテリアは脂性であることが多く、定期的にシャンプーをしてあげないと臭いが気になることがあります。
ただこの脂性の皮膚や臭いに関しては、使うシャンプーや食事などによっても変わってきますので、犬にアレルギーがないかどうかの観察と、質の良い食事をあげることを心がけましょう。
また、シャンプーも洗浄成分が強過ぎるものだと、皮脂の脂を過剰に洗い流してしまいますので、オーガニックのような刺激の少ないシャンプーをおすすめします。
ボストンテリアのブラッシング
ボストンテリアの被毛は、予想よりも結構抜けますので、毎日のブラッシングは必須なお手入れになります。
ラバーブラシや獣毛ブラシを使って、ブラッシングをします。
季節の変わり目は、特に抜け毛が多くなるので、コロコロ(粘着カーペットクリーナー)を使うのも方法の1つです。
ボストンテリアの歯磨き
犬にとって歯磨きは、食べることと同じくらい重要なことです。
歯磨きを怠ると、犬の場合は人よりも簡単に歯垢から歯石に変わってしまいます。
また、歯石になってしまうと、もう普通の歯磨きではキレイにはなりません。
着いてしまった歯垢や歯石には何億という細菌が潜んでいます。
それを放置することで、歯周病始め、心臓など全身の疾患の原因になることがあります。
子犬の頃から、口を触れるようトレーニングし、歯磨きを習慣づけるようにしましょう。
ボストンテリアの注意する病気
骨格もしっかりしていて、華奢には見えない元気なボストンテリアですが、どんな病気に気をつけたらいのでしょうか。
ボストンテリアの注意する病気 その① 膝蓋骨脱臼
小型犬に多い病気なんですが、ボストンテリアにも見られます。
人でいう膝のお皿の部分が、自然とかくっと外れてしまう病気です。
進行性で4グレードあります。
初期の段階では自然に外れてもすぐに戻るので、生活に支障はありません。
ただグレードが進んでいくと、自然には戻せなくなってしまい、手術が必要になるケースがあります。
予防として、高いところ(カウチやベッド)への昇降など、関節に負担がかかる動きには気をつけましょう。
ボストンテリアの注意する病気 その② 熱中症
ボストンテリアのような短頭種は、マズルが短いので、パンティングをしても温度調整が難しく、もともと、鼻腔が狭いこともあり、熱中症になりやすいです。
気温の高い日の散歩はもちろんですが、家の中でも夏場の温度調整は大切です。
とにかく激しくパンティングをしてぐったりしているような様子があれば、緊急事態です。
応急処置として、水で冷やすなりして体温を下げ、動物病院へ急いでください。
ボストンテリアの注意する病気 その③ 肥満細胞腫
主に皮膚に症状が現れますが、場合により筋肉や内臓にも現れます。
皮膚の表面に1〜5cmくらいの腫瘍ができ、赤く腫れたり、出血することもあり、見た目は皮膚炎のように見えます。
ただ、この病気は立派なガンです。
見た目ではどういう種類の腫瘍かは判断がつかないので、腫瘍部分を切除して、細胞を調べる必要があります。
イボのように見えることもあり、場合によって大きくなったり小さくなったりしますが、犬の皮膚に何か変化を見つけたら、念のため獣医さんに診せることをおすすめします。
ボストンテリアとのミックス犬
ボストンテリア+フレンチブルドッグ
どっちも若干見た目が似ている2頭ですが、体つきや性格は全く違います。
そんな2頭のミックスは、どちらに似るかによって、体格や性格は違ってきます。
ボストンテリアに似れば、活発で運動大好き。
フレンチブルドッグに似れば、のんびり待ったりするのが大好きなおとなしい性格になります。
ボストンテリア+パグ
鼻ぺちゃ犬好きの人なら、間違いなくかわいいと思えるミックス犬です。
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