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獣毛ブラシやラバーブラシを使ってマッサージを兼ねたブラッシングをしてあげると良いでしょう。
シャンプーは月1回程度で、汚れが気になるときは硬く絞った濡れタオルで体を拭いてあげる程度で十分です。
被毛タイプで合わせたスタンダードダックスのお手入れ
~ロング~
最も抜け毛が多いと言われています。
特に換毛期にはかなりの量の抜け毛があり、柔らかい毛質なので絡まりやすい特徴もあります。
普段は少なくても週3~4回を目安に、換毛期にはできるだけ毎日ブラッシングをしてあげるようにしましょう。
スリッカーブラシやピンブラシを使って優しく丁寧に梳かしてあげましょう。
シャンプーは、月1~2回を目安にしてあげましょう。
基本的にはトリミング犬種ではありませんが、飾り毛が豊富な耳や胸、尻尾などの毛を整えてあげると良いでしょう。
被毛タイプで合わせたスタンダードダックスのお手入れ
~ワイヤー~
ワイヤータイプのお手入れは基本的にはロングタイプと同じですが、特徴的なワイヤーを維持するためには「プラッキング」と呼ばれる特別な処理が必要になります。
プラッキングとは、本来の手やナイフを用いて毛を抜いてトリミングすることです。
対応できないトリミングサロンもあるので、事前にリサーチしておきましょう。
スタンダードダックスの注意する病気
スタンダードダックスの平均寿命は14~17歳と言われていて、長寿な犬種だと言えます。
それでも、特徴的な体型によってかかりやすくなる病気も存在します。
スタンダードダックスの注意する病気①
~椎間板ヘルニア~
姿勢や動きを支える椎間板への負担となり損傷して起こる病気で、胴長短足ゆえに腰への負担がかかってしまいます。
椎間板ヘルニアになると、神経麻痺となり足を引きずるといった症状から重症になると自力で立ち上がれなくなることや半身不随などになります。
軽症であれば、投薬治療と安静にすることで症状が改善されることがありますが、症状が重い場合には手術が必要となり、手術後には長期的なリハビリ治療を行うことになります。
激しい運動や肥満によって発症するリスクが大きくなるため、滑りやすいフローリングに絨毯を敷いたり、段差にはスロープを取り付ける、肥満を予防するなど椎間板への負担を軽減して予防していきましょう。
スタンダードダックスの注意する病気②
~乾性角結膜炎~
何らかの理由から涙腺が委縮して涙の分泌量が減り、角膜や結膜に炎症を起こす病気のことで、所謂ドライアイです。
ダックスフントの目は大きく飛び出しているためうるおいが不足しがちです。
黄色の膿状の目ヤニ、目の充血などの症状が見られ、慢性的に目が傷つくと色素沈着が見られます。
進行すると角膜潰瘍や失明することもあります。
点眼治療で対処療法を行いますが効果が現れない場合には、涙点プラグの挿入や手術によって涙点を閉鎖させる処置が必要となります。
早期発見・早期治療が重要となり、症状が見られる場合には早めに動物病院で診てもらうようにしましょう。
スタンダードダックスの注意する病気③
~糖尿病~
糖尿病は、人間同様インスリンというホルモンの不足や効き方が弱くなることなどによって、血液中の糖分が慢性的に多くなりすぎる病気のことです。
多飲多尿や食欲増大、体重の減少などの症状が見られ、重症化すると嘔吐や食欲低下、元気がなくなるなどの症状となり、さらに進行することで昏睡状態になり最悪の場合死に至ることもあります。
生涯にわたってインスリン注射を続けていく必要があります。
適度な食事と運動を心がけて肥満にならないよう注意して糖尿病を予防していきましょう。
スタンダードダックスの子犬の販売価格
スタンダードダックスの子犬の販売価格は、15万円前後です。
日本での人気は「ミニチュア」や「カニンヘン」に偏っているため、スタンダードダックスをペットショップで見かけることはほとんどありません。
それでも熱心なブリーダーによって繁殖されているため、購入する際はブリーダーに予めコンタクトを取っておくことをおすすめします。
スタンダードダックスについて さいごに
「ミニチュア」や「カニンヘン」と比べても圧倒的に日本での飼育頭数は少ない「スタンダードダックス」。
それでもダックスフントの中では落ち着きのある性格を持ち合わせた最も扱いやすい犬種です。
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