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逆に言うと、有り余る体力を毎日しっかりと消費させてあげないと問題行動に繋がるため注意が必要です。
ボクサーの性格・気質
~凶暴な犬種?~
ボクサーは、見知らぬ人や他の犬に対しては強い警戒心を見せます。
元々は闘犬だった歴史もあるので、恐れ知らずの自信満々な性格を持ち合わせていて、防衛本能も優れているので番犬にも向いているでしょう。
強そうな見た目から凶暴な犬だと思われがちですが、現在のボクサーは、攻撃性がそれほど高くはなく家庭犬として最適な穏やかな性格になってきています。
信頼を置いた飼い主には服従心が強く聡明なので、しつけを行うことで家庭犬として最良のパートナーになってくれるでしょう。
ボクサーの性格・気質
~オスとメスの性格の違い~
◆オスの性格
オスのボクサーは、メスよりも甘えん坊でやんちゃな子が多いようです。
◆メスの性格
メスは、オスよりも早く成熟し落ち着いた性格になり、独立心を持ち合わせています。
また、気分屋な兆候も見られるようです。
ボクサーの飼い方・しつけ
ボクサーの飼い方①
~飼育するのに最適な環境は?~
ボクサーを飼育するには、ボクサーの体質や性質を考慮した環境を整えてあげなければなりません。
ボクサーは寒い地域で生まれた犬種ではありますが、被毛が短く寒さにやや弱い犬種です。
一方で、鼻の潰れた短吻種のため体内の熱を放出することが苦手なので、暑さにも十分注意する必要があります。
そのため、温度管理のされた室内で飼育することをおすすめします。
体臭の少ない犬種でもあるので、室内でも飼いやすいです。
ただし、室内飼いだけでは運動不足になりがちなので、庭などの遊ぶスペースと自由に行ったり来たりできる環境が理想的となるでしょう。
ボクサーの飼い方②
~必要な運動量はどれくらい?~
中型犬ではありますが、運動が大好きな犬種でもあるため十分な運動量が必要です。
1日2回、各1時間ほどの散歩をしてあげましょう。
ボクサーにとっては、ただ歩いて散歩するだけでは物足りなく感じるでしょう。
早歩きや思い切り走ったり、ボール遊びや頭を使うゲームなどを取り入れることで満足感を満たしてあげられるでしょう。
またドッグランなどでも自由に遊ばせてあげましょう。
ランニングの相手としても申し分ありません。
ボクサーのしつけ①
~しつけはしやすい?~
ボクサーは物覚えも良く、賢い犬種なのでしつけやすい犬種と言われています。
ただ信頼関係が築けていない場合や甘やかし過ぎている場合、社会化不足などによって攻撃的な面を見せることもあります。
ボクサーの性格はしつけや環境によって大きく左右されるのです。
しつけでは、褒める時と叱る時のメリハリを持つことも大切ですが、繊細な一面も持っているため、できる限り褒めて伸ばすしつけを行っていきましょう。
また運動不足になると問題行動を起こしやすいこともあるため、遊びの中で指示を与えながらしつけていくことで、しつけ面・運動面の両方で有効的です。
社会性を身に付けさせるためには、子犬のうちからたくさんの人や他の犬、外界の刺激に慣れさせておきましょう。
ボクサーのしつけ②
~噛み癖は放置しないこと~
ボクサーは噛むことに特化して作出された犬種です。
子犬のころの甘噛みは軽く痛みを感じる程度でも、成犬になるとケガをするほどのアゴの力を持っています。
そのため子犬とは言っても、噛み癖に注意して接していかなければなりません。
- おもちゃなど噛んでも良い物を与え、噛まれて困る物は片づけておくこと
- 遊びの最中に噛まれたら、「痛い」「ダメ」の一言だけ言い放ち遊びを中断して無視をすること
また、実はボクサーは「破壊行動」が多い犬種とも言われています。
ソファなどの大型家具を破壊することもあるようで、その破壊癖から「お金がかかる犬種」とも言われているほどです。
犬の破壊行動の原因には、「子犬の歯の生え変わりによるもの」「ストレス・退屈しのぎ」「運動不足」などが挙げられますが、ボクサーが破壊行動に走る原因は、主に「運動不足」が考えられます。
とても活発な犬種なので、毎日十分な運動量を確保して「破壊癖」が付かないように育てていきましょう。
毎日たっぷり運動をさせていれば、室内では疲れ切って落ち着いて過ごしてくれるかもしれません。
ボクサーのお手入れ
ボクサーのお手入れ①
~ブラッシング&シャンプー~
ボクサーは抜け毛が少なく、お手入れはとても簡単だと言えます。
それでも中型犬でお手入れを嫌がるようになると手が付けられなくなるでしょう。
子犬のうちからお手入れに慣れさせておきましょう。
◆ブラッシング
週1~2回を目安にブラッシングしてあげましょう。
ラバーブラシで抜け毛を取り除き、獣毛ブラシを使って毛並みを整えてあげると良いでしょう。
時間をかけて丁寧にブラッシングすることで、血行促進を促すマッサージ効果も期待できます。
◆シャンプー
トリミングは必要ない犬種で、体臭も少ない犬種のため過度なシャンプーは必要ありません。
汚れが気になる時には、硬く絞った濡れタオルで体を拭いてあげる程度で大丈夫です。
それに加えて、1~2カ月に1回の頻度で体全体をシャンプーしてあげると良いでしょう。
ボクサーのお手入れ②
~歯磨き~
犬も歯磨きをしないと歯垢や歯石が溜まり歯周病になるリスクがあります。
歯周病を放置してしまうと口内の細菌が臓器にダメージを与えることにもなってしまうため、日ごろからの口腔ケアが大切です。
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