ミニチュアプードルの基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

治療法は症状によって異なりますが、重症の場合は外科手術が必要となります。

遊ぶことが大好きなミニチュアプードルに運動制限をすることは難しいため、脚に負担のない生活環境を整えてあげることで予防していきましょう。

注意する病気② 「てんかん発作」

遺伝的に神経系に異常があると「てんかん発作」を引き起こすことがあります。

倒れ込み、泡をふく、痙攣するなどの激しい発作を起こしますが、収まった後には、元通りになることが多いです。

治療は、抗てんかん薬を投与する内科治療が必要となります。

発作が起こった時の動画を撮影しておくと、動物病院での診察で、てんかんの原因や症状を明確にすることができます。

注意する病気③ 「流涙症」

流涙症とは、涙の通り道である鼻涙管が詰まっていたり狭くなっていることで、涙が排出されずに常に溢れ出ている状態のことです。
目の周囲の毛が濡れた状態になるため、茶色く変色し涙やけになります。

治療としては、鼻涙管洗浄によって詰まりを取り除く方法や、外科的に手術を行って治療します。

こまめに涙を拭き取ってあげることで涙やけは軽減され、細菌の繁殖を防ぐことができます。

ミニチュアプードルのミックス犬

ミックス犬①『ミニチュアプードル×シュナウザー』

シュナウザーとのミックス犬で「プーシュナ」や「シュヌードル」と呼ばれています。

ミニチュアシュナウザーもしくはスタンダードシュナウザーのどちらを親に持つかによってサイズ感が異なりますが、シュナウザーのトレードマーク「眉毛」「ひげ」を、ミニチュアプードルのすらりと細身の体型を受け継ぐことが多いようです。

ミックス犬②『ミニチュアプードル×ゴールデンレトリバー』

海外でも人気の高いミックス犬で、「ゴールデンレトリバー」とのミックス犬「ゴールデンドゥードル」です。

ミニチュアプードルと掛け合わせることでサイズが小さめになり「ミニチュアゴールデンドゥードル」として人気を集めています。
飼いやすいミックス犬としても知られています。

ミックス犬③『ミニチュアプードル×ボーダーコリー』

犬種の中でも最も高い知能を持つ「ボーダーコリー」とのミックス犬で、「ボードル」「ボードゥードル」などと呼ばれています。

純血種に負けず可愛さと賢さを併せ持ったミックス犬となることは間違いないでしょう。

ミニチュアプードルを飼うのに向いている飼い主は?

ミニチュアプードルは、トイプードルより体が大きいものの体重5~8kgほどの小型犬のため扱いやすく、性格も良く抜け毛も少ない点から、初心者でも飼いやすい犬種です。

さらにトイプードルよりも穏やかな性格をしているため、トイプードルよりも飼いやすくしつけの面でも飼いやすい犬種です。

とは言っても、賢すぎるがために甘やかしてしまう飼い主さんの場合には、自分の立場が上だと認識して手が付けられなくなることもあり得ます。

そのため、愛情と甘やかすことの違いを理解した上で愛情をかけて接していける人に向いているでしょう。
また、大変フレンドリーな性格で多頭飼いにも適しています。

マンションでも飼育できる?

サイズも小さく抜け毛も少ない犬種なので、マンションでの飼育もできるでしょう。
ただし、無駄吠えすることがあるため近所迷惑とならないよう対策はしっかり行っておきましょう。

一人暮らしでも飼育できる?

1人暮らしでミニチュアプードルを飼育している飼い主さんもいらっしゃるようですが、一般的にはあまりおすすめできません。

その理由は、本来ミニチュアプードルは人が大好きでお留守番が苦手な犬種です。
さらに活発で散歩を好む子が多いため、毎日の散歩は欠かせません。

1人暮らしでも比較的留守番させることが少ない方や、留守番が長くなる時にお世話を頼める家族や友人かいるか、ペットシッター・ペットショップにお世話を頼める費用面などの条件が揃えば、一人暮らしでも飼育することができるでしょう。

高齢者でも飼育できる?

小さな子どもさんがいらっしゃるご家庭や他の犬・猫などとの共同生活もできる犬種です。
さらに高齢者がいるご家庭でも飼育することはできるでしょう。

ただし、高齢者が単独で飼育する場合には、しつけ・お手入れ・お散歩の面をしっかり管理することができる場合に限るでしょう。

また、元気いっぱいの甘えん坊な性格なので、「騒がしい犬やベタベタしてくる犬が苦手」という人には向いていないかもしれません。

ミニチュアプードルとトイプードルの違い

現在日本で飼育されている犬種は「プードル」が最も多く、その中でもトイプードルはダントツの人気があります。
ミニチュアプードルは、数は少ないものの近年人気が上昇している種類です。

そこで気になるのが、人気あるトイプードルとミニチュアプードルの違いではないでしょうか。

体の大きさ以外では基本的に大きな違いはありませんが、性格面でミニチュアプードルはトイプードルよりも、神経質な傾向が少なく穏やかな性格をしているようです。
そのため、トイプードルよりも飼いやすいと言われています。

また、トイプードルより大きくスタンダードよりも小さいミニチュアプードルは、小さすぎず大きすぎない程良いサイズ感なので、安心してドッグカフェなどへのお出かけすることができる他、ドッグスポーツやアウトドアなどまで一緒に楽しめるシーンが増えるかもしれません。

この記事のまとめ


ミニチュアプードルはこんな犬
  • 体重5~8kgの小型犬
  • 性格:明るくフレンドリー
  • 被毛:巻き毛
  • 毛色:「アプリコット」「クリーム」「レッド」「ブラウン」「ブルー」「ブラック」「ホワイト」など
  • 気を付けたいしつけ:飼い主がリーダーになること・無駄吠え
  • 注意したい病気:「骨折」「膝蓋骨脱臼」「てんかん」「流涙症」「皮膚疾患」「クッシング症候群」など
  • 子犬の販売価格:10~20万円程度
  • 平均寿命:13~15歳
  • 初心者でも飼いやすく、トイプードルよりも飼いやすい

さいごに

ミニチュアプードルは、見た目の愛らしさだけでなく、抜け毛や体臭も少なく、賢くしつけやすい性格をも持った犬種です。

その飼いやすさは他犬種よりも群を抜いているかもしれませんね。
ただし、ミニチュアプードルとよりよい生活を送っていくためには、甘え上手な性格に惑わされないことも大切です。

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