ミニチュアプードルの基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

本来は非常にしつけやすい犬種ですが、頭が良すぎるためか相手を見て上手く立ち回ることも少なくないようです。

感受性が強く興奮しやすい一面もあるため、しっかりとしつけや訓練をしておくと良いでしょう。

性格・気質③ ~オスとメスの違い~

ミニチュアプードルのオスは、メスよりも活発な子が多いようです。
感受性が強い点もオスの方が強く見られ、飼い主に依存しやすいのもオスだと言われています。

一方でメスのミニチュアプードルは、オスよりも成熟が早く穏やかで落ちついた性格をしています。
そのため、賢さには変わりはありませんがメスの方がしつけやすいとも言われています。

ミニチュアプードルの飼い方・しつけ

飼い方① ~飼育環境~

ミニチュアプードルは寒さに弱いため、温度調整がされた室内での飼育に向いています

小型犬でありながらも、運動神経が良く高いジャンプをすることができるため、屋根のないサークスではなく、ハウスやゲージなどを準備してあげると良いでしょう。

フローリングには絨毯を敷いたり、段差にはスロープをつけるなど、脚へ負担がかからない環境を整えてあげましょう。

飼い方② ~運動~

ミニチュアプードルは元は猟犬として活躍していたこともあり、体力がある犬種です。

その豊富な体力を有り余らせておくと、イタズラをしてしまうことも少なくありません。

1回20~30分を目安に、朝晩2回散歩に連れて行ってあげましょう

遊ぶことが大好きな犬種なので、ボール遊びなどのゲームや、運動神経もあるためアジリティへ挑戦してみることもおすすめです。

泳ぎが得意な犬種でもあるので、プールなどで泳がせてあげるのも良いでしょう。

しつけ① ~飼い主がリーダーになること~

ミニチュアプードルは見た目の可愛さに加えて甘え上手な性格から、つい甘やかしてしまいがちになりますが、ミニチュアプードルの頭の良さを侮ってはいけません。

何でもすぐに覚えてしまうので、気付けばミニチュアプードルの思いのままにされている飼い主さんも少なくはないようです。

家族の一員として我が子のように愛情を持つことも大切ですが、愛情と甘やかすことを履き違えないようにしましょう。

ミニチュアプードルのリーダーになるには
  • 一貫性のある対応をする
    気分によって態度を変えたりせず、常に一貫性を持った対応をしましょう。
  • 愛情持って接する頼れるリーダーであることも大切ですが、それと同時に慕われるリーダーであることも必要です。
  • ミニチュアプードルを理解する
    犬種の体質や気質を理解しておきましょう。
    行動の意味や理由を理解しておくことで、適切な対応対処ができるようになり信頼につながります。
  • 仰向けにさせる・マズルコントロール
    犬の「服従している」というサインです。
    無理やりではなく遊びながら仰向けにさせたり、マズルに触れることから始めましょう。
    爪切りや歯磨きなどのお手入れの際にも役立ちます。

しつけ② ~無駄吠え~

本来ミニチュアプードルは無駄吠えが少ないと言われる犬種ではありますが、実際は警戒心の強さや甘えん坊な性格から無駄吠えすることがあります。

特に、チャイムの音に反応し吠える「警戒吠え」や、ゲージから出してほしくて吠えるような「要求吠え」が多いようで、プードルを飼っている飼い主さんの多くが悩んでいらっしゃるようです。

◆チャイムへの警戒吠えのしつけ方

  • チャイム音に慣れさせる。
    チャイムに吠える犬は「チャイム=知らない人が来る」と認識しています。
    「チャイム=何事もない」と認識させるため、家族がチャイムを鳴らすなどして慣れさせましょう。
  • 「待て」「ハウス」の指示を出す。
    チャイムが鳴ったら「待て」「ハウス」などの指示を出し、飼い主に集中させましょう。
    指示が聞けたらおやつなどを使って褒めてあげましょう。
    「チャイム⇒指示がある=良いことがある」と認識させるのです。
  • 天罰を与える。
    チャイムに反応して吠えた時、叱るだけでは全く反応しない犬への対処方法です。
    小銭の入った貯金箱などを床に投げ金属音を出して、驚かせます。
    「チャイム⇒吠える=不快なことが起こる」と認識させます。
    泣き止めばご褒美をあげましょう。
    天罰とは、決して体罰のことではなく、びっくりさせること=サプライズを起こして犬の気持ちを切り替えることが目的です。

◆要求吠え

  • 徹底的に無視する。
    犬の要求吠えには、決して応えないことが大切です。
    泣き疲れて鳴き止んだ時に、褒めて構ってあげましょう。
    「吠える=無視される」⇒「静かにする=構ってもらえる」と認識させます。

ミニチュアプードルのお手入れ

お手入れ① ~ブラッシング~

抜け毛の少ないミニチュアプードルではありますが、特徴的なクルクルの巻き毛にはほこりなどが絡みやすく、毛玉の原因となってしまいます。

できれば毎日、少なくても2~3日に1回のブラッシングをしてあげましょう。

ブラッシング方法は、
スリッカーブラシを用いて、毛をかき分けながら部分ごとに丁寧にブラシをかけて抜け毛やほこりを取り除き、仕上げにはコーミングを使って毛並みを整えてあげましょう。

お手入れ② ~トリミングカット~

ミニチュアプードルの被毛は、伸び続けるため定期的なカットは欠かせません。

月1回を目安の全身カットと、定期的な爪切りや耳掃除などの全身ケアも忘れずに行ってあげましょう。

近年、犬のカットスタイルには様々なスタイルがあります。

そしてそのスタイルのほとんどは、一般的にプードルが基本とされて考案されているそうです。

同じスタイルでも、耳の長さを変えたりアレンジするだけで印象が全く変わってくるので、様々な愛犬の姿を楽しむことができます。

ミニチュアプードルのカットスタイル

  • コンチネンタルクリップ:プードルの独特的な昔ながらのスタイルで、ドッグショーでの指定カットスタイルです。
  • テディベアカット:近年のプードルの定番スタイルです。
  • アフロカット:頭にボリュームを残した人気のスタイルです。
  • モヒカンカット:頭のてっぺんだけ長めにしたモヒカンスタイルです
  • ムスタッシュ:顔のサイドは短く、マズル周りを丸くカットするスタイルです。
  • ピーナッツカット:テディベアカットよりも、お口周りを大きく丸く残したスタイルです。

ミニチュアプードルの注意する病気

ミニチュアプードルの平均的な寿命は13~15歳だと言われています。
犬の寿命は、その犬の生まれ持った体質や生活環境が影響してきますが、病気も大きく影響してくる要因となります。

ミニチュアプードルにかかりやすい病気としては、
サイズに関わらずプードルは、「骨折」や「膝蓋骨脱臼」が多いと言われている他、「てんかん」「流涙症」「皮膚疾患」などにかかりやすいと言われています。
内臓疾患では内分泌系疾患である「クッシング症候群」の好発犬種です。

こういった病気の予防を心掛け、また病気の早期発見・早期治療が行えるよう日頃からよく観察しておくようにしましょう。

病院

注意する病気① 「膝蓋骨脱臼」

膝蓋骨脱臼は小型犬に多い病気で、膝のお皿が外れる脱臼する病気です。
脚への負担が増えることで起こりやすくなります。

症状として、片脚をかばいながら歩いたり不自然な動きを見せるようになります。

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