そして小型犬の中でも、
- イタリアングレーハウンド
- パピヨン
- トイプードル
- ポメラニアン
- マルチーズ
- ミニチュアシュナウザー
- ヨークシャーテリア
などはとくに長生きする傾向にあり、寿命は14~15年程になります。
中型犬の平均寿命は11〜13年
中型犬の平均寿命は小型犬と比べると若干短く、11~13年ぐらいと言われています。
その中でも、ミックス犬は長生きする傾向が見られますが、そのほかにも、
- 柴犬
- ビーグル
- ボーダーコリー
- コッカースパニエル
- ウェルシュコーギーペンブローク
などの犬種も中型犬の中では寿命が長いほうです。
大型犬の平均寿命は10〜12年
大型犬の平均寿命は10~12年程と言われています。
大型犬は7年ずつ年を取るため、シニア期に入る時期が早く、寿命は小型犬・中型犬よりも、どうしても短くなってしまいます。
しかし、その中でも、
- ゴールデンレトリバー
- シベリアンハスキー
- ラブラドールレトリバー
- スタンダードプードル
などは寿命が12年ぐらいで、長生きする傾向にあります。
小型犬が長寿で大型犬は短命!?
体の大きさ別で平均寿命を見ていくと、寿命の長さは体の大きさに反比例しているように見えますね。
これには今もなお研究がされているテーマでありますが、考えられる原因が2つあります。
1.大型犬の肺や心臓が体に合わず小さい
大型になればなるほどその傾向が強く、十分な栄養や酸素が身体中に行き渡らず、結果、細胞の老化を早める結果となっている。
2.細胞の老化スピードが早い
大きな体になるために、細胞は分裂を繰り返します。
そのスピードが早いほど、ガンといった以上細胞の発生も増えてきます。
小型犬よりも多くのエネルギーを消費する大型犬は、その分細胞の損傷も多いようです。
日本の大型犬は比較的長寿
それでも比較的、日本に住んでいる大型犬は長生きする傾向にあるようで、15才以上小型犬同様、長生きする個体が多いです。
犬の飼育の仕方で寿命が変わる
犬の平均寿命は小型犬、中型犬、大型犬でそれぞれ異なり、小型犬が一番長いですが、実際のところ、どのぐらい長生きできるかは、犬の飼育の仕方が大きく影響します。
愛犬の健康を維持し、なるべく長生きしてもらうには、とくに以下のことに気をつけたほうがよいでしょう。
愛犬を長生きさせるためにすべきこと その① 食事管理をする
普段の食生活は寿命に大きな影響を及ぼします。
成長段階に合ったドックフードを選び、1日の給与量を守って与えるようにしましょう。
食事の時間でもないのに、犬が欲しがるたびにあげてしまうと、肥満になる恐れがあります。
肥満になると足の関節に負担がかかるほか、糖尿病や心臓病などを引き起こしやすくなってしまします。
また、食事だけでなく、おやつの与え過ぎにも注意しましょう。
おやつは嗜好性が高いので、普段のドックフードを食べなくなってしまうことも少なくありません。
必要な栄養素が不足すると体調を損ねる恐れがあるので、食事管理は非常に大切です。
愛犬を長生きさせるためにすべきこと その② 適度に運動をする
犬種によってそれぞれ必要な運動量は異なりますが、基本的に散歩は毎日連れて行き、体を動かすようにしましょう。
運動不足になると筋肉が衰えるだけでなく、骨も弱くなってしまいます。
その影響で歩けなくなったりすると、ほかの疾患を引き起こす恐れがあり、寿命にも大きく影響してきます。
その犬にあった運動量を考慮し、散歩を怠らないようにしましょう。
愛犬を長生きさせるためにすべきこと その③ 去勢・避妊手術を検討する
去勢・避妊手術をすると、していない場合と比べて長生きする傾向が見られます。
その理由は手術をすることで、生殖器の疾患が予防されるからです。
それだけでなく、発情期におけるストレスが軽減されるのも大きなポイントです。
人間と同様、犬もストレスは免疫機能の低下を招き、健康を損なう原因になります。
去勢・避妊手術は飼い主の考え方により賛否両論ありますが、健康維持のために一度、検討してみるのもよいのではないでしょうか。
愛犬を長生きさせるためにすべきこと その④ 健康診断・予防接種を受ける
最低でも1年に1回は健康診断を受け、体に異変がないかチェックするようにしましょう。
もし、疾患があったとしても早期に発見できれば、大事に至らずに済みます。
また、小型犬や中型犬であれば、シニア期にさしかかる7歳頃、そして大型犬の場合は5歳を過ぎたあたりからは、半年に1回ほど健康診断を受けるようにしたほうが安心でしょう。
そのころはまだシニア犬ではないものの、体の機能が徐々に低下してくる時期です。
体調管理をして、なるべく病気を防げれば、長生きに繋がります。
また、蚊が発生する時期はフィラリア予防も欠かせません。
年齢に関係なく、重度になると死亡してしまうこともあるので注意が必要です。
子犬期に気をつけることは?
小型犬・中型犬は生まれてから1歳までを子犬期と呼びます。
とはいっても、生後10カ月頃にはすでに成犬としてのサイズになっており、成長の変化はそれ以上見られません。
一方、大型犬は子犬の時期は成長するスピードが遅いため、1歳半から2歳までが子犬期になります。
体が未発達なこの時期は、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。
子犬期に気をつけること その① ワクチン接種をする
子犬は生まれて間もない頃は、母親からの免疫抗体を持っていますが、成長するにつれて徐々に減少し、自分で免疫抗体を作るようになっていきます。
しかし、まだその力が十分に備わってないときは不安定なため、感染症にかからないように気をつけなければなりません。
それを予防するために、生後6~16週の間に、2~3回ワクチン接種をする必要があります。
子犬を購入する際は、いつ頃ワクチン接種を行えばよいのか確認し、動物病院に連れて行くようにしましょう。
子犬期に気をつけること その② 子犬用のドックフードを与える
子犬は成犬と比べて多くの栄養やカロリーが必要です。
ドッグフードは成長段階に合わせて子犬用、成犬用、シニア用と分かれているので、子犬に適した栄養が調整されている子犬用を与えるようにしましょう。
子犬期は最も成長が盛んな時期です。
その大切なときに栄養を十分摂取していないと、発育障害が起こしてしまいます。
ドックフードのパッケージに記載されている給与目安量をもとに、与えるようにしてください。
そして、体が完成する生後10カ月頃から、少しずつ成犬用のドックフードに切り替えていきましょう。
子犬期に気をつけること その③ 誤飲・誤食に気をつける
子犬は好奇心が非常に旺盛で、さまざまなことに興味を示します。
誤飲・誤食をしないように、部屋には小物などをなるべく置かないようにしておきましょう。
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